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目からウロコは聖書から

 ときは戦国の世……

 「まさに一石二鳥の策。敗北主義に走った役立たずの家臣どもとは大違いじゃ。話を聞いた瞬間に決めたぞ。この状況をひっくり返すにはこれしかないとな。常識では考えつかん策に目からウロコが落ちたわい。これにて補給を絶たれた敵陣をズタズタにできようぞ。敵将の性格をよく見ぬいておる。おぬしのような青年にここまでの眼力があろうとは。よもやそんなことはあるまいが、たとえ負け戦になろうとも、わしの責任じゃ。この伏兵によって敵は殲滅するであろう。おそろしいまでの戦術。敵のたわけどもを殲滅じゃ! 単純な敵どもを! 一兵も撃ち漏らすでない、徹底的に討ち果たせ。まさにおぬしはいくさ場の天才よ。かように早く天敵を退けられようとは思わなんだ。われらが城のすべての戦力を動員してことにのぞもう。同盟を結んだ大名にも援軍を頼んでおる。とても楽しみなくらいじゃ。軟弱どもを蹴散らそうぞ。二兎を追う者は一兎をも得ずとはよく言ったもの、やつらの慌てる顔が目に浮かぶわい。これで領地の民も農業に専念できようぞ。おぬし一人の能力が国を変えるのじゃ。街のにぎわいにも拍車がかかろう。なあに、反対する家臣などもはやおらん。おぬしはまさにわしの諸葛亮孔明、必要としておった軍師。槍ばかりが武器でないということよ。戦が終われば平和な世も訪れよう。訪れたら訪れたで他な問題も起ころうがな、わっはっは」

 

 と、ここで一冊本を読む。

 

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ときは戦国の世……

 「一挙両得とはこのことよ。弱腰の家臣どもとは大違いよ。話を聞いた刹那に決めたぞ。この形勢をひっくり返すにはこれしかないとな。分別にとらわれておっては考えつかん。これにて兵糧を絶たれた敵陣をズタズタにできようぞ。敵将の性分をよく見ぬいておる。おぬしのような小童にここまでの眼力があろうとは。よもやそんなことはあるまいが、たとえ負け戦になろうとも、わしが責めを負おうぞ。この伏兵によって敵はことごとく討ち取ることになろう。おそろしいまでの兵法。敵のたわけどもを一掃じゃ! 他愛ない敵どもを! つぶさに敵を討ち果たせ! まさにおぬしはいくさの天分がある。かように早く宿敵を退けられようとは思わなんだ。われらが城のすべての戦力をかりあつめてことにのぞもう。盟約を結んだ大名にも援軍を頼んでおる。たいそう楽しみなくらいじゃ。腑抜けどもを蹴散らそうぞ。やつらの慌てる顔が目に浮かぶわい。これで領地の民も畑仕事に専念できようぞ。おぬし一人の才覚が国を変えるのじゃ。街もいっそう賑わおうぞ。なあに、不承知の家臣などもはやおらん。おぬしはまさにわしの張良、わしに欠けていた軍師よ。刀ばかりが武具ではないということよ。戦が終われば太平の世も訪れよう。訪れたら訪れたで他な難題もあろうがな、わっはっは」

  少しは時代劇っぽくなったかしらん。まあ、ほとんど五十音順で出てくる言葉のいくつかを並べただけだが。以上。