熱発(ねっぱつ)について

 競馬用語に熱発という言葉がある。意味は発熱と同じなのだけれど、なぜかついつい使ってしまう癖がついてしまった。「はつねつ」と言うより半馬身ほど発音しやすいからかもしれない。しかし、こんな競馬ファンけっこういるんじゃないかと踏んでいるのだけれど。
 ちょっと気になって検索。するとこんな記事が検索上位に。「若松アキレタ…ラミレス熱発で親子同時リタイア」(http://www.zakzak.co.jp/spo/2005_02/s2005020402.html)。夕刊紙なので、記者が競馬記者経験アリだったりするのかもしれない。他にもいろいろと検索すると、「軍隊では発熱することを「発熱」とはいわずに、「熱発」(ねっぱつ)という。」(http://www.srif9920.net/lynx/record/senzin_05.html)と出てきた。すると、軍隊用語?さらに「沖縄では「発熱」のことを「ねっぱつ」と言います。方言かと思いきや、正式な医学用語だそうです。」(http://www.big.or.jp/~ishigaki/keyword/24ne.html)と、ここにきて正式用語説登場。うーむ、確かに「熱発 医学」などで検索すると、正式かどうかは断じかねるけれど、医学用語として使われているようだ。広辞苑をひいてみると項目が用意されている(「→はつねつ」)し、単なる競馬用語じゃなくてちゃんとした言葉だったんだな、熱発。
 ではなぜ競馬で「熱発」が用いられるようになったのだろうか。ここからは推測。やはりこれは獣医さん経由だろう。それが厩務員や厩社会にジャーゴンとして広まり(ヤネやテキって言葉が使われる世界だ)、それを取材するマスコミが使い、ファンに届いたと。単に現場でひっくり返しただけ、という可能性もあるけど、そんな感じじゃないかな。
 まあ、ともかく何を日記に書きたいのかといえば、日曜から熱発してだるくて仕方がない、ということである。職場でもう一人38度台まで行っている人がいるし、この季節は注意が必要。その人は医者に行ってインフルエンザじゃないとのことで、自分も単なる風邪と思いたいところ。