中日ウッズ暴行、右フックで藤井ダウン

http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-050506-0016.html

「現場としては(ウッズに)一切、処分はない。乱闘や暴力行為があるのも野球なんじゃないか」

 あいにくテレビで見ていないのだけれど、日刊スポーツの一面がなかなか衝撃的で、思わず買ってしまった。広島ファンの自分からは他チーム同士のことなので、どんな伏線があったかについては今朝の記事を読む限りしかわからない。ただ、直撃でも危険球でもないのに、ウッズやりすぎという感が強い。どうも写真で見るほどパンチが当たったわけではないようだけど、あの巨漢と腕力だ。暴力はアカンよ。
 そして、上の落合博満監督のコメント。他紙では「開き直り」とまで書かれている。果たしてこの態度はいかがなものだろう。「こどもの日」云々は偶然に過ぎないけれど、暴力行為は単なる犯罪だ。殴り合いが前提のボクシングのリングじゃない、野球をするためのスタジアムだぜ、と。
 しかし、その一方で落合は指揮官として優れていると思うのだ。現場の兵隊が不始末をしでかした。そこで世間やマスコミと一緒になって責めちゃいけない。批判の矢面に立とうが、あくまで選手を庇う。そうじゃなきゃ兵隊も戦争ができん。きっと逆の立場だったら、落合は暴力を振るった相手チームを徹底的に責めたんじゃなかろうか。そんな風に思う。
 まあ、解説者時代以来の落合ファン、いや、落合信者と言ってもいいだろう俺が言うことなので、自分でもちょっと庇いすぎとは思う。ただ、ここらあたり一見人望少なそうながら、チームを結束させて優勝に導いた手腕があるんじゃないかと思うのだ。まあ、隣の芝生は青く見えるというし、藤井さんとヤクルトファンの皆さん、勘弁してください。