アデージョは確定の赤ランプの夢を見るか?

 この日は一日中家にいた。いつ以来だろう。しかし、頭は携帯を通して新潟に飛んだ。新潟全レースに挑戦した。最終結果は元返しくらいなので健闘だろう。一レースから千五百円入れるというのは、俺にとってはちょっと冒険だった。
 そんな冒険の山場は六レースの新馬戦。そう、メジロドーベルが最初にターフに送り込んだ、メジロアレグレットのデビュー戦だ。というわけで、単勝一本被り状態。しかし俺は、これを信用しなかった。ちらっと馬体の写真を見たのと、メジロの女傑の子のイメージ(メジロラモーヌの子ら)。そして、内外タイムスの鈴木和幸が紙上で△止まり、ラジオのパドック解説でもかなり懷疑的、というのが大きかった。鈴木和幸のパドック解説はかなり頼りにしていいと思う。
 というわけで、ニシノフジムスメ、イブキドミナーレ、ケイコアデージョマイネルハイアップ、クロコアイトの馬連五頭ボックスを買ったのだった。そして、その目論見が的中して、後藤浩輝ニシノフジムスメが差を付けて勝って、二着も長い写真判定からケイコアデージョ(なんちゅう馬名だ)がハナ差しのぐ。馬連万馬券! が、写真判定より遥かに長い審議、審議、審議。ラジオしか情報が無いので、被害馬が多いことくらいしかわからない。長い審議、じりじりと部屋は暑い。そして、死刑宣告。
 くそ、審議対象馬が後藤の方だったか! もちろん、被害馬の一頭は大本命のメジロで、鞍上は吉田豊! 先月(http://blog.livedoor.jp/freefarm/archives/26814008.html ←こちらに舞台裏が)のお返しか! かー。くわー。まさか木刀の遺恨が自分に降りかかるとは。いや、パトロールフィルム見てないから何だけど、いろいろあるだけに、何というか。ハァ。後藤はアメリカ行きあたりからずっと贔屓の騎手だけに、なんとも残念。
 いや、返す返すも逃した魚は大きい。しかし、2R馬単、3R馬連、4R馬連、8R馬連、9R三連単を当てておいて、後半(小倉、函館含む)で一気に吐き出したんだから、それも酷い。とはいえ、何度も気づきかけていることだけど、俺は午前中の下級条件の方が相性がいい。そして、メーンあたりが酷い。そして、掛け金が反比例しているから、結果として出ない。このあたりの意識改革、メーンがショボめな夏競馬こそがいい機会なのだろうとは思う。思うぞ。