東アジア選手権 日本対北朝鮮

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/japan/p-sc-tp3-050801-0001.html

ジーコ監督は「北朝鮮には、ただでは日本に勝たせないという気迫があった。それをはねのけていかなければ。相手はウチのミスを得点にした。気迫が両チームの大きな違いだった」と完敗を認めた。

 場所が韓国で敵は北朝鮮、主審は中国人という取り合わせに「果たしてちゃんと試合になるのか?」と、試合前は思った。が、試合はちゃんと成立(主審のジャッジも公平だったように思える。後半北の選手にカード出しまくってたのは、今後の中国―北朝鮮戦を睨んでのことだろうか? ……などと怪しむのは失礼ですね)した。しかし、どうにも日本の攻撃が成立しなかった。サッカー知らずの俺はつねづね今の日本代表を「強い相手には健闘し、弱い相手にも苦戦する少年ジャンプみたいなチーム」と思っているのだけれど、後半ロスタイムをしてまだ「奇跡の同点だな」などと考えていたのだから気楽なものだ。
 しかし、本当によくわからないが、気迫の差だけなのか? たしかに後頭部チョップや頭部への膝蹴りで北朝鮮は気合いを見せていたけれど。日本は、解説のセルジオ越後も言っていたが、攻撃のパスワークがスムースでないところが多かったように思う。なんというか、司令塔的な存在がなく、うまく組み立てられていないように思えた。あと、至近距離でのフリーキックや、ゴール目の前でのごちゃごちゃから得点できなかったのは運の悪さなのかな。あの落語家みたいな、というか、三遊亭楽太郎みたいな雰囲気のキーパーに神が降りていたのかもしれないけれど。いやはや。それでも田中達也の左からのざくっと切れ込んでいくあたりはしびれたね。
 そもそも東アジア選手権の位置づけもよくわからないが、ミーハーとしてはもちろん次とその次の試合も見る。ジャンプ的に奇跡の逆転優勝といってもらいたいと思う。