リンカーンはあまり面白くないのではなかろうか?

 二週続けてリンカーンを見た。しかし、前半の内容がしばらく思い出せなかった。そうだ、フレンドリーダウンタウンだ。相手はビビる大木。大木の身長ってけっこう高いな、とかそんな感じだった。スタジオでのフットボールアワー岩尾の「単なる暴行と恐喝じゃないですか」と、浜田の「歯は折れてない」がちょっと面白かった。
 後半はだいたひかるのネタをプロデュース。この企画自体は三回目というが、俺は初見。しかしなんだ、だいたひかるがダメ出しするのか。しかしまあ、「力士の歌唱力」という回答に対して「具体名を挙げた方が大きな笑いを得られる」という指摘には思わず納得。近ごろの人気というお笑い芸人養成予備校みたいなところでは、日夜こういったやりとりが行われているのであろうか。おそろしい。で、結局一位は松本人志、最下位はさまぁ〜ずの三村という結果。とはいえ、三村は天才タイプ(id:goldhead:20051019#p1)なので、それなりに笑いを取って終わってしまった。
 なんというか、定型ネタ芸人のネタを出し合うというのは面白いが、これも三十分近くかけてやることかな、と思う。番組全体が薄まっているような気がするのだ。これだけ芸人密度が高いのだから、もうちょっとどうにかならないのか、と。「真夜中の大かま騒ぎ」じゃないが、もっともっと芸人たちが前へ前へとなるような勢いは出せないのか、と。芸人の芸人による芸人のための番組というコンセプトでダウンタウン揃い踏み(コンビだから揃ってるのが本来当たり前かもしれんが)、それなのにこれでは何だか惜しいように思えてならない。……などと偉そうにたかが一視聴者がダメ出しするのもなんだか、とは自分でも思いますです、はい。