細かすぎて伝わらないモノマネ選手権・全国大会

goldhead2005-12-30

 楽しみにしていた「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」のスペシャル。結果から言うと、前回のテンション(http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20051028#p3http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20051104#p1)には及ばなかったという印象。これはこちらが見慣れてきたせいもあるだろう。決してつまらないわけじゃなかったが、まあ、なんというか、別にマリア・シャラポワは乳首浮き立たせてナンボだよな、とか、松岡修造はうっとうしくて嫌いだとか、そういうのとも関係なく。
 やはりその、偉そうで的はずれかもしれないことを書くが、瞬発力勝負ではないかと思う。パッと出てきて、パカッと落とされる。その中で、あまり練ったことをされると、ちょっとそこから踏み出しすぎみたいな気がする。あくまで俺の好みだが。だから、「あいうえお作文」までやってしまう児玉清はどうかと思うのだ。いや、「米騒動」大いに笑ったけど。
 
☆閑話開始
 この児玉清をやったのは博多華丸・大吉の人だろう。たしか、この人たちが『たけしの誰でもピカソ』かなにかでネタをやっていたのを見た覚えがある。たぶん、方言がどうこうという回だ。それで俺は驚いてしまったのだけれど、ネタの最中のたけしは、目を閉じて、下を向いてしまっているのだ。いやはや、M-1グランプリ島田紳助どころじゃないですよ。ネタ終了後、司会の今田耕治がこの件について事前に話していて、いつもの話だとかなんだとか。しかし、世界の北野武にこれをやられては、若手は死ぬんじゃないかとどきどきしたものである。ところで、M-1の審査員にビートたけし、というのはありえないのだろうか。あったらあったで面白そうだが、それじゃあ東京ダイナマイトはどうなる? という話になるか。いや、しかし、直接の弟子ではないそうだし、吉本は吉本であれなんだから、という気もするな。話がさらに逸れたな。
閑話休題

 シューレスジョー(名前覚えた)の人の小倉智昭。俺は座りスタートを予想していたが、嬉しい小倉と悲しい小倉で来た。スタート時の代役なら任せられそうだ。辻元清美は前回よりてかり具合が増していた。イカ釣り名人ネタはもはやキャッチコピー芸の世界に。「吐くのはスミじゃなく弱音だ」みたいな。なんだそれ。あとは、えーと、格闘系か。ジャイアント馬場の人は、細かすぎてどころじゃなく、大きく似すぎていて伝わりすぎる感じ。しかし、足をひょいとあげる仕草などは細かく、面白い。クロム・ザザ(こういう今後あまり役に立ちそうにない固有名詞を覚えるクセがあります)はマイナーさを突いてきた。助っ人外人ネタは、もはや単にどんな名前を出すかという感じか。そうだ、城島健司のそっくりも、えらくそっくりで驚いた。まあ世の中いろいろな人がいるものだ。
 というわけで、この企画はいい感じの雑さというか、いい加減さでやっていってほしい。最後の、百万を投げ与えるあたりはそれでよかったというか。そんなところか。