銭金の意味論

 最近あまり見ていない銭形金太郎だったが、スペシャルということでチャンネルを合わせた。合わせて驚いた、地元のことが出てる! すなわち、中華街〜関内〜みなとみらいあたりである。俺は自分ではここらあたりに地元感が無いかとか思ってたが、大間違いであった。いつか「ぷっすま」で元地元の鎌倉〜藤沢界隈が出てきたとき(id:goldhead:20060201#p1)くらいの衝撃だった。
 ……やや大げさか。だいたい、元町とか中華街とかみなとみらいに「地元感」はあまり懷けない。あれはああいう場所なので、あるいは永遠に「地元感」は発現しないのかもしれない。では、自分が動揺したのは何か。漫画喫茶「ゲラゲラ」である。あの、マクドナルドとコンビニ(生活彩家)の間あたりにある、あれじゃないか。いやはや。
 とはいえ、俺はくりぃむしちゅーの土田……、否、上田と同じく、ゲラゲラどころか漫画喫茶に入ったことがない。入ったことはないが、気にはなってる。それゆえに、場所をよく知ってるあの店の内部紹介というのは、何というかツボなのだ。
 しかし、この日の企画の中学生デートに合わせたわけじゃあるまいが、10分60円(だっけ?)は安いというかなんというか。まあ、10分で出てくる奴はいないか。それで、料金は後払いで、出るときに「あがりまーす」という挨拶は不要とのこと。勉強になったぞ。人生何事も勉強だ。
 とはいえ、元よりテレビ番組などどこまで信用していいかわからぬのも真理。だいたい、港が見える丘公園の方から桜木町まで船に乗って、ついたところが関内では道理に合わぬ。まあ、いちいち言っていたらきりがない。昔、「ぶらり途中下車の旅」で湘南モノレールが採り上げられていたが、ぶらりと鎌倉山の店に立ち寄られちゃ困るのである。モノレールは鎌倉山の土手っ腹にトンネルぶち抜いてかっ飛ばしているのだから、とか。
 それはそうと、もう一組(こちらはつち……上田と青木さやか。くそ、セーラー服姿の青木がそこら辺をうろうろしていたのか。いや、別に)は有田哲平レイザーラモンHG。途中、100円ショップで買ったサングラスに変えていたのだが、その顔が妙にツボにハマった。優しいバスク・オムとでも言うべきか、なんだかどこかで見たことのあるインチキ臭くて深みのある顔だったのだ。HGで声出して笑ったの久しぶりな気がする、などと書きたいところだが、はたしてそれまでに、そして昨日も声出したかどうかはよくわからないのであった。