な、な、なんとハーツクライ

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 有馬記念ディープインパクトを封じ込めたルメール騎手の奇策が、しゃく熱のドバイで世界を凍らせた。

 ノムさんが泣いたかどうか知らないが、俺はちょっとだけ泣けた。ハーツクライがドバイで勝ったのだ。しかも逃げ切りで勝ったのだった。オレハマッテルゼで頭がいっぱいだったので、ちょっと忘れていた。いやはや。
 そういえば、ラジオNIKKEIがスモール・アヌスで実況を聞けなかった(ネット経由の有料放送のみ)のだった。それでも、翌朝のラジオ日本で「日本のグランプリホースはこんなに強いんだ!」という白熱の実況聞いて、思わずぐっと来た。「グランプリホース」というのがいい。海外競馬通などは、ジャパンカップこそ古馬中朝距離戦最高峰のレースであって、有馬記念に価値を認めない人もいる。しかし、どんなに舞台や距離設定、参加資格に問題があろうとも、有馬記念有馬記念競馬ファン以外にも知られた日本師走の風物詩なのだ。勝ち馬は文句なしのグランプリホース。グランプリホースは強いんだ。……ちなみに言っておくが、俺が一年で一番好きなレースはジャパンカップである。
 さて、ディープインパクトと行き違いになったらどうしよう、などと前に心配したが、なんとキングジョージあたりで激突するかもしれないというから面白い。スーパー競馬の福原アナが言うように「海外挑戦でなく海外遠征」の時代なのか。しかし、面白いことは面白いが、馬券が買えないのはつまらない。その上、実況中継もないとなったら悲しい限り。なあ、フジテレビ、もしも実現したら実況生中継してくれ。日本代表として一頭でも十分なディープインパクトに、それを破ってさらにドバイで勝ったハーツまで出る。なんとかならないのか。というか、気が早すぎるのか。