http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060524-00000000-spn-spo
求心力、人心掌握術に定評のある山本氏の手腕
……「そんな話は知らない」。
いや、言い過ぎか。でも、俺は、俺の幼いころはまだ、山本浩二は現役で、多くの伝説の選手と並べられる‘ミスター赤ヘル’は、周りにカープファンの少ない環境(神奈川)で、なんとも心強い、そういう存在だったから、あまり、彼のことを悪く言いたくはないのだが、言いたくはないのだが、やはり、監督しての彼は、とても俺を落胆させたし、その彼に監督を続けさせるカープにも落胆したし、それこそ、‘ミスター赤ヘル’のためにも、やめさせてくれ、これ以上、山本浩二を嫌いにさせないでくれ、そう思って、そう願っていた、そういう監督としての山本浩二なので、間違っても日本代表の監督などさせないでくれ、そう思えてならない。
いや、言い過ぎか。山本浩二の采配自体は至極オーソドックスで、それゆえに補強ままならぬカープに向いていなかった面もあって、漫然とプレイすれば漫然と強いチームだったりしたら、下手に奇策を弄して策に溺れることもなく、あるいは王貞治とも似た面があるように思われるが、チームを活気づけたり、イケイケムードを作れるタイプともまた違うが、「まあ、ええことよ」ということで案外乗りきれるかもしれないが、しかし、野球人気などの面を考えて、彼が適任とは、やはり思えない。
いや、言い過ぎか。しかし、カープファンとしては、カープ出身者がこういう大任の候補に名が挙がるというのは、決して悪い気はしないわけで、でも、それだったら、たとえば、王監督と同じ国民栄誉賞で、衣笠祥雄に託してみるとか、あるいは衣笠がオーナーに嫌われ再びユニフォームを着られなくなったきっかけの一つと言われる、盟友江夏豊をコーチとして呼ぶとか、まあ、どんどん山本浩二よりあり得ない方に来たが、まあ、そっちの方がましだろうと思わずにはいられない。