http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20060712-59205.html
世界最高価格の牝駒が誕生した。11日、ノーザンホースパーク(北海道苫小牧市)で行われたセレクトセール2日目で、父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリーの当歳(0歳)馬が6億円の仰天価格で落札された。
俺の競馬用媒体と言えば地上波テレビとネット、新聞くらいのものだが、このニュースを見たときばかりはグリーンチャンネルに加入したいと思ったもの。大物馬主のキンコンカン(金子真人、近藤利一、関口房朗)に、ドバイのモハメド殿下をバックにダーレージャパン高橋力という叩き合い。しかし、それを制したのは多田信尊氏。……えーと、どなたでしたっけ。そうだ、今年の2000ギニー馬ジョージワシントンを最後まで競った日本人(id:goldhead:20060516#p1)ということで調べたんだった。この馬も、フランスオークス狙いという一方で、藤沢和雄厩舎に入るんだろうか。
まあ、それにしても、その叩き合いの対象が当歳牝馬というのがすごい。牡馬ならまだわかる。関口の狙うところでもある、種牡馬ビジネスが先にある。それに、賞金でのリターンがまず見込める。日刊スポーツの紙面によれば、過去に生涯6億円以上稼いだ牝馬はホクトベガ、エアグルーヴ、メジロドーベル、ヒシアマゾン、ファストフレンド、ダンスパートナーしかいないという。しかも、父キングカメハメハ、現役の実績はともかく、種牡馬としては未知だもの。
とにかく、俺としては楽しみな馬が出てきたというところ。ビッグビジネスとは縁がないが、この馬がどんな競走馬、繁殖牝馬になるのか興味津々。歴代高額馬一覧の中のサンゼウスやトーセンダンス、カームにモガミショーウンの側に属すのか、それとも……。