久々にラジオで伊集院を聞いた

http://www.tbs.co.jp/radio/format/ijuin.html
 年末なので月曜発売のテレビブロス。巻頭を飾ったのは爆笑問題の二人と伊集院光の対談企画。細かい字でびっしりと。変な雑誌だ。
 そしてふと、今日は伊集院のラジオじゃないかと思う。思ってラジオをつけた。違う芸人が話してる。……と、競馬中継のままラジオ日本。TBSに行けば、相変わらずの声の伊集院。構成の渡辺の笑い声。
 古くはoh!デカナイト。荒川ラップブラザーズ見に横浜まで出かけたこともあった。が、それは誘われてのことで、熱心なリスナーではなかった(当時は深夜テレビが好きだった)。ハマったのは深夜の馬鹿力、数年前の一時期は欠かさず聞いていた。
 ここのところのこの番組がどうなのかは一切知らないが、昨夜はフリートーク多めで、本当に相変わらずだなあという印象。フリーランスの鵜の話、小倉トースト・スナックと女子大生の話。
 そして、「エンタの神様」、というか五味一男プロデューサー叩き。これは小倉トーストに比べてかなりセメントくさく、黒い伊集院全開。ほぼ「死ねばいいのに」ってレベル。いや、「人糞でできた家に住むはめになればいい」か。
 そういえば以前、これもたまたま聞いたときだったが、小梅太夫をかなり馬鹿にしていたっけ。徹底した合理化と管理。伊集院とは相容れぬお笑い観、いや、お笑いとすら見ていないのか。
 この批判は前からやっていたらしく、五味側から一緒にトークショーなりなんなりをやりたい、という打診があったという。自分のアンチを集めても、絶対に負けないという五味。
 これをして伊集院、「中学生だ」と。こういう風に議論で「負けない」という人間は、絶対に負けないのだと。本人の中で何をどう言われようと勝ちになってしまうと。そして、価値観の問題で勝ち負けはない、と。
 まるでネット議論の泥沼についての話のようだ。これは伊集院の言い分に分があると思う。ただ、これを中学生的と伊集院が評するのはおもしろい。なにせ伊集院こそ中二病的キャラと世界を売り物にしているからだ。
 さらにいえば、五味の、視聴率獲れればいい、利益があがればいい、という価値観。「売れたんだから名作だ」的な物言いは中学生的ではあるが、実際に実社会でそれをやっている人間が言うのだ、それもおもしろい。お互いに変なねじれの関係がある。
 ……って、つまらない話。俺もエンタには違和感がある(id:goldhead:20061130#p2)からか。本当に書きたかったのは、ちょっと聞くだけのつもりだった番組を、最後まで聞いてしまったこと。アッという間の二時間と感じたこと。月曜日というろくでもない曜日の深夜にこれがあることが、実に素晴らしいということ。そうだ、みんな糞まみれになって相撲を取ろうぜ。