http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/Cs200709270313.html
「黒田一色」で広島が沸いた昨季とは一転した雰囲気の中、背番号１５は球場を後にした。
こちら関東ではまだ暑い日が続くが、広島では寒風秋風が吹きすさんでいるのだろうか？ そんな論調、黒田の去就。はじめにスポーツ紙で見かけたときは、完全に無視できた。しかし、人の家にお邪魔したとき、ちょっとめくってみた朝日新聞に記事があって、「おや？」と思った。一般紙はあまり飛ばさない。そして、この大本営の非大本営的発表ときたのだ。
しかし、なーんとも、熱い気持ちとか、悲嘆とか、起こらないんだよなー。もしメジャーを選んだとしても、黒田の選手人生を考えたとき、悪くないんじゃなーいって思えてしまう。黒田が身を捨つるほどのカープはありや？ なしや？ ねえ。
むろん俺も、ファン倶楽部入っただけで満足して、カープに金をほとんど落としていないファンだ。そんな奴に発言権が無いと言われれば、甘んじて受けよう。しかし、物心ついてすぐカープファンになった俺が、とてもじゃないがALL-IN気分になれんのだ、今のカープ。今後に向けた収穫が栗原健太が確かな成長を見せているとか、梵英心のパンチ力がアップしたとか、ペローンがなんとか使えそうだとか、えーと、他に、えーと。あ、そうだ、フェルナンデスって第二のシュールストロムとして、いいスカウトになりそうな感じしない？
というわけで、黒田ファン、あるいはカープファン全体には悪いが、俺は黒田引き留めについてはきわめてフラットだ。FA権あるのにポスティングで出てくれたらありがたいな、くらいのもの。もちろん、残留したらうれしいだろうし、メジャーに行ったら赤ヘル出身の意地を見せてくれと思うだろう。ただ、その前の去就に関してはフラットでいさせてくれ。下手すると、メジャーに勇躍する方を期待してしまう自分がいるから。
