再:WBCの監督にふさわしいのは誰か

 中日落合博満監督(54)が来年3月開催の「第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表監督就任を打診され断っていたことが29日、分かった。

http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20080830-402721.html

 これは非常に残念……な反面、ちょっとだけ嬉しい部分が含まれているニュースではある。なぜならば、星野仙一監督就任への既定路線が一本道で決まっていたというわけではないこと。そして、世の中でも待望論の大きかった落合へ正式打診が行われていたということ、だ。
 そして他ならぬ自分も落合派であった。というか、解説者時代からの落合信者といっていい。広島の監督になってくれないかとも思ったくらいだ。昨日こんなことを書いたばかりだ(ヴァーチャルだけど)。

そんなわけで、日本代表監督は落合博満でいいと思った。あと、伊原と達川と東尾でって、バーチャル俺の意見。

http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20080828#p4

 ここで、落合が代表監督の目が無くなると、「ぼくのかんがえた日本だいひょうかんとくとコーチ」は大きく変わってくる。伊原、達川、東尾、いずれもプロ野球団の監督経験者ではある。しかし、少しだけ指揮の現場を離れている。指揮官は現役がいいと思う。となると、俺はやはりこれまた世間同様、野村克也待望論を出したくなるわけだ。が、このままノムさんに変えては成り立たない。伊原春樹とバッティングするのがまずい。同様の理由で、伊原春樹がいるかぎり、ボビー・バレンタインという目もない。
 じゃあ、伊原を外せばいいんじゃね? いや、でも、どうしても日本代表のサードコーチャーズボックスには伊原がいてほしい。広島弁で外国の監督と口論してもらいたい。クロマティ(のような選手)の怠慢さを見抜いてほしい。ピッチャーの癖を見抜いて……ってのはルール違反だっけ?
 しかしさ、伊原も現場の人間だった。巨人のコーチだ。じゃあさ、巨人のコーチ伊原がジャパンの投手、たとえば同一リーグの前田健のモーションの癖を見抜いたとして、それをアドバイスするのってどうなのよ、という気はする。そのあたりは難しいところであるような気はする。監督=現役、コーチ=そうではない、というのがいいのかな。かといって、伊原監督はないと思う。彼は監督に向いていないと思う。
 ……というわけで、今は保留。ただ、俺は「広島野球」、「西武黄金時代の野球」に無根拠な信奉を抱いていて、そっち方面の色が出てくれたらいいと思う。あと、昨日のNHKの星野のやつは、皮肉でも何でもなく客観的事実として、チューハイの飲み過ぎで寝てしまったので、ほとんど見ていないのであった(スコアラーの情報に反して阿部か里崎が高めに構えたところまでは見た)。