『2009トライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会』(女子)を観戦する

 クロスバイクに乗り始めて半年ちょっとの素人とはいえ、トップアスリートが自転車を駆るのを生で見てみたい! と思って朝の八時から山下公園へ。もともと人が飛んだり跳ねたり走ったりするのを見るのは好きだし、国際女子駅伝が思った以上に面白かった、というのも理由だ。

ユース


 朝一番のレースは、ユースのレース。出場選手七名。その中でも、この佐藤優香選手がスイムから後続を一分もちぎって独走。ちなみにスイムは、見るには見たけれども、遠くてよくわからなかった。


 ユース出場唯一の外国人選手。スイムでちぎられて、バイクも最後方を独走……していたのだけれども、ランで二人抜いて巻き返した。最後、オフィシャル間の無線で、「オーストラリア人選手が最下位ではありません!」(まだ来ます、の意と思われる)と言ってるのが聞こえてきたが、無理もない。得意不得意とかペース配分とかあるんだろうな。


 ユースのレース中、横断歩道を堂々と渡ってきた人がいたので、思わずパチリ。かっけー。エリートの部に出る選手だろう。……と、ゼッケン「1」といえば、なんと優勝したリサ・ノルデン選手じゃないか。そう思ってみると、なんかオーラが。ちなみに、ほかにもそこらの歩道や車道や公園でアップしている選手たちがいて、そのあたりは国際女子駅伝のときも感じたけど、なんか贅沢でたのしい。


 軽やかなコーナリング。つーか、走ってる人の写真ってむずかしい。よくわかんねーけど、うまく躍動感のある感じにならない。まあ、走ってる人の写真を撮ろうと思ったのは、駅伝に続いて二回目だが。


 オーストラリアの選手、名前はシングル・ペイグという。Singleと書いてあったから、苗字と思ったら名前だった。めずらしい、のかな?←スタートリスト見直したら、ファーストネームがPaigeになってた。カタカナ表記の順が変だったんだな。まあ、ともかく、ナイスレース。

追記:

It's the first international event for the 17-year-old Southern Cross K-12 School student, who has been competing in triathlon for only about 18 months.

Paige gearing up for Japan | Northern Star

She has a background in running

 とのことで、やっぱりランニングベースの選手だったか。しかも、まだ初めて18ヶ月。すごいじゃん。よし、わしはこのシングルさんのファンになる! またどっかでお目にかかる機会があるかどうかは知らないけど!


 ↑完全に後ピンだけど、いい。青いマニキュアがかっこいいぜ。

シマノ&ペダル


 シマノのトラックが停まってた。なんかわからんが、この中には自転車マニア垂涎の何かが詰まっているのだろうか。あと、自転車とか、トライアスロンのペダルとかについては、またいつか書く。
 ……けど、面倒くさいので今、書く。

 ユースの最初の二枚を見てもわかると思うけど、スイムから上がってきて、裸足でしばらく走るわけで。そんで、自転車に跨って……、あれ? 裸足のまま踏んで行ってしまった。で、ユースはこのアングルでしか見てないので、謎に思う。

 エリートの方で公園出口あたりのシケインで待ってみる。と、なんかやっぱり裸足のまま。でも、片足突っ込んでる人もいる。なんか手が出たり。……でもこれ、はっきりいって生の速度ではようわかりません。


 あ、指でなんかひっかけたぞ、とか。で、レース後に、公園内で見かけた(たぶんユースの人の)競技用自転車。もう、シューズは靴に固定されてんだ。それで、さっきのひっかけフックもあるわな。そうだ、トライアスロン中には裸足(スイム)→ビンディングシューズ(バイク)→ランニングシューズ(ラン)ってなってるからな。さすがにビンディングでなおかつランニング、なんてのは無理だろうし。
 しかし、一般のロードでも、こんな風に靴をペダルに固定しちゃうってのはどうだろう? 背中のポケットにゴム草履とか入れておくの。あ、でも、信号待ちとかのストップんとき、裸足じゃ嫌だな。ダメだ、却下。

エリート

 エリートの部。こちらがなんというか、世界選手権本戦。

 人数も多いし、迫力も違う。


 でも、自転車速すぎて、カメラ合わせてても連写で適当に撮るだけだし、カメラなしで見ていても、アッという間に通り過ぎてしまう。でも、いい。


 先頭集団。場内実況によると、はじめ抜け出した選手がいたらしいが、ハイペースなので後続を待ったという。昔、何年かフジテレビの深夜でツール・ド・フランスのダイジェストを見たことがあったけれども、やっぱりトライアスロンでも風よけ関係はあるんだ。でも、単騎でまくれる、なんだっけな、「最終列車」とか異名のある選手もいるとか。そのへんはおもしろい。


 しかしまあ、あのスピードでこの密集。だいたい、この前に泳いでいて、さらに後で走るというのだから尋常じゃない。


 残念ながらリタイアする選手も。日本人選手で落車して負傷した選手もいると実況で聞いて、あとから写真を見てみたら、たしかに肩から血が流れているのが写っていたりもした。というか、自転車でこければ擦過傷はつきものなわけだけれども、トライアスロンは水着で走ってるようなものだから、そのあたりも過酷だ。


 この二人はランの間、ずっと併走していた。しかも、なんか話し声が聞こえたような気がした。協力体制とか、駆け引きとかあんのかな。世間話かもしれねーけど。


 コースは公園内を通る。ゴールもある。ゴール周辺は人も多く、スタンドなどもあって近寄れなかった。そのあたりは、スタジアムのようにはいかない。とはいえ、横浜スタジアムをゴールにしては、本塁に滑り込んでゴールみたいなところであって、キャッチャーは細山田か、返球は誰がするかなど、いろいろ様にならないだろう。


 ひときわ歓声が上がったのが、この上田藍選手。注目選手らしい。


 ラン最終周。井手樹里、リサ・ノルデン、アンドレア・ヒューイットの三者のデッドヒート。目の前を通り過ぎるときは井手選手が先頭だったが、向こうに行くにつれ、ノルデン選手が抜いていくようだった。トライアスロン選手、このノルデンさんはでかいが、全体的にそれほどすごく大きな選手ばかりではない、という印象。


 このレースで印象に残ったのは、この右の選手。ウクライナ・カラーで、なおかつレース展開からずっと単走していたからだ。レース前も(たぶん)この同国の男性選手と一緒にアップしていた。男子のレースは明日行われる。

 ……というわけで、明日も行く? いや、なんかもう、自分のクロスバイクで走り出したい。けど、なんか雨模様だったりしたら、行こうっと。あと、今後しばらく、意味もなくトライアスロンの写真がこの日記を埋めることになると思う。650枚も撮ってしまった(連写で無駄の部分もけっこうあるけど)。

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