赤鼻のルドルフとステッセルのス号、水師営のマッチレース

 俺は女と一緒に居て、機嫌が良くなると軍歌を歌い出すくせがある。中でもメロディが単純な「水師営の会見」はお気に入りだ。「りょじゅんかいじょー、やーくなりて〜♪」からはじまり、途中あやしいところがありながらも「つつおとたーえしほーだいに、ひらめきたーてる、ひーのみはた〜♪」まで歌ったりする。
 それはそうと、先ほどラジオで「赤鼻のルドルフ」の話を朗読していた。俺はその話をよく知らないのが、ルドルフといえばシンボリルドルフしか思い浮かばず、「赤鼻のシンボリルドルフ」ということになる。俺はtwitterに「赤鼻のシンボリルドルフ」と打った。そして、そのあと、新しいタブを叩いて、次のページを読んだ。

 戻って、下らないことを打った。

赤鼻のシンボリルドルフ。三角から少し気合をつけると、ブリッツェン、キューピッド、コメットを瞬く間に置き去りにし、粘り込みをはかるダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、ドンダーも一飲み。あとは馬なりで着差を広げるばかり。もうこの国で配るプレゼントはありません!

http://twitter.com/goldhead/status/6991655580

 さて、リターンした瞬間には、俺の頭の中は「水師営の会見」でいっぱいになっていた。「ステッセル乃木希典に贈った馬に名前はあったのだろうか?」と。
 とりあえず俺は「ステッセル」をWikipediaで読む。

 だいたいこういうところには、いつも先にブックマークしている人がいておそろしい。それはともかく、次のエピソードに心打たれる。

気の強い性格のヴェーラ夫人には生涯頭が上がらなかったと云われている。美男子の将兵(コンドラチェンコもその1人だったと云われている)に対してあからざまに誘惑する夫人の行動に何も言えず、幕僚達に「妻の行動に不義があればどうか止めて欲しい」と常に頼んでいたと云う話が残っている。

 うわ、寝取られ将軍……いや、話は馬だった。

写真の内容については、その場にいた75才ぐらいの案内人が流暢な日本語で丁寧に説明してくれたが、「ステッセルがその日乗って来た白馬を乃木に、この馬を“土産として差し上げます”と言ったのに対し、乃木は“俺は勝ったのだから当然俺の馬だ”と言い返した」由だが、このエピソードは今までどの本にも紹介されていないように思う。真偽の程は私には分からない。

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 検索するとまずこのような話。現地、まさに水師営の写真もあり、なおかつ「白馬」の写真まで撮られている。

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