中国の反日デモは気まずくなるのでやめてほしい


 今日も出勤とかしててニュースとか見ないで録画したアニメとか吉田茂とか観てたからよくしらんけど、中国での反日デモというか暴動というか、そういうのがわりと激化してるみたいな話になっている。
 突然だが、おれは零細企業勤めだ。従業員10名以下だ。しかし、その従業員の中の家族(一等親)の中に、中国で働いている人間が2人もいる。2人とも面識がある。1人は偶然日本に帰ってきているが、1人は北京だか上海だかにいる。これって結構な割合じゃないですか? というか、まあ製造系となるともうそれが当たり前なのだろうという話だ。
 まあいい。そうなると、なんというか、雑談の中で軽々しくこれに関する発言はできない。「心配ですね、どんな具合ですかね?」みたいなもんだ。
 で、実にしょうもない話だが、おれはわりあいブラックなジョークを軽々しく口にしていないと息苦しくなるようなタイプの人間なのだ。もちろん、それなりに話せる相手に限るが(指を4、5本切断しても足りるくらいしかこの世にいないが)、それでもウケ狙いの軽はずみで後悔すること多々あるわけだ。で、そこらへんの踏み込みを誤ると、なんか謝るのも変な空気になるだろうし、なんか気まずいなとなって、むしゃむしゃ薬食べたりするハメになる。だから、ちょっとデモやめてくれねー?
 あと、もう一個あんだ。おれの行動範囲ってなんかこう、もう、日本人より中国人が多いんじゃねえかくらいでさ。まあ言い過ぎかもしんねーけど、言い過ぎでもねーかもしんないくらいなもんでさ。そんで、このあたりのコンビニとか中国人店員ばっかじゃん。若い子ばっかじゃなくて、なんか日本国内にある日本のコンビニなのに呼び込みとか寿町のじいさん相手の雑談の調子で、店内の雰囲気が中国の個人商店みてえになってたりするわけよ。「二週間、二週間夏休みで中国帰ってたケド、あという間ネー。ところで、新しソフトクリームおいしよ!」。
 で、ちょっと前さ、尖閣とかのニュースが盛り上がる前に、なんとはなしに雑誌「歴史人」の零戦特集みてえなの弁当と一緒に買って、べつになんでもないんだけど、レジで「あ、なんか失敗したな」って思ったりしてさ。それで、滝沢聖峰の帝都防衛ものみたいなのコンビニのコミックスで売ってんの欲しかったりすんだけど、買えないとか、まあそれはそれとして、やっぱそこらへんも、なんでもないのに気まずくなってきたらおもしろくねえじゃん。だから、ちょっとデモやめてくれねー?
 って、まあやめねえか。いや、おれはもう天下国家外交経済のあれやこれなんぞまるでわからんのだけれども、まあしかしなんだろうね。ただ、なんかこう、思うのはさ、たとえば職がなくて困っててむかついてるやつは、べつに同じ中国人のもんだろうと同じ反日デモに参加してるやつのもんだろうと、マイカー持ってるやつはむかつくわけじゃん(あの画像が本当かどうかしらんけど)。だからちょっと、この機会に愛国無罪ファイナルファイトのボーナス面みたいなのやってみようとか思ったりすんじゃん。ってさ、いっつも高級車見るたびに「事故っておもしろい死に方しろ」って念を送ってるおれには思えるわけ。
 そんでさ、大学は出たけれど、とか、どっか貧しい農村から出てきたやつでもいいけれど、そいつらが貧困にあえいでいたら、いくら同じ中国人が働いて、中国経済に貢献していようと、目の前にわりといい給料もらったりしてるわりといい職場があって、なんか愛国無罪みたいなボーナスステージだったら、ちょっと火でもつけてみるか、みたいな気持ちになるのが普通じゃん。ってさ、みなとみらいの高級マンションとかいきなり液状化して海の藻屑にならねえかとか、ランドマークタワーが巨大ロボに変形するときのアクションで粉々にされねえかなとか想像するおれは思うわけ。
 つまりはもう、これは持ってるやと持ってないやつの階級闘争なんだよ! なんだってー(ゲバ棒)。そうだ、敵は遠いところにいる。ドント・トラスト・オーヴァ・サーティー! 立て万国の労働者、花は吉野に嵐吹く! って、こんなん書き散らしてるおれもやがては殺されるかもしれない。しかし、立つときが来るかもしれない! 備えよ常に!  Auf Wiedersehen! Freud!
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