目指せ東高島駅を目指せ

 東高島駅、横浜のどこかにあるってさ。目指せ海賊ともに、コントロール・システムがそう言う。くそったれ。おい、こないだなんかのアニメのラジオを聴いてたら、指先に15cmのナマケモノが住み続けてるってやつが出てて、戦争も目前だし、直射日光を遮るものをおれは持っていなかった。

 ボスポラスより東では最大級。言うだけなら右足も左足もすばらしいステップを踏む、アガートとフレガートは美しい韻を踏む。ワニと冷蔵庫、冷蔵庫とワニ。

 東。高。島。東高投低、西の空から熱帯性低気圧。おれは天候の変わるのを嫌う。おれはいったい、もうはっきりいってカメラも重荷にすぎない。

 J'aime ces types vicieux, qu'ici montrent la bite.

 なにか書くのも重荷になってきた。

 あった。

 あったよ。

 あたりを見回しても、横浜はじまった感を漂わせる、カメラを構えた人間はいなかった。

 人っ子ひとりいなかった。

 おれは米軍としかるべき取引をした。

 だれかが、こんなところで結婚式をしていた。飛んでいった先でゴムがどうなるのか、おれにはわからなかった。