『劇場版 とある魔術の禁書目録 -エンデュミオンの奇蹟-』を観た

 『とある』シリーズを最初に知ったのは『超電磁砲』のアニメ第一期から。そのあと、『禁書目録』にも手を出したので、映像化シリーズについてはすべて見てきたことになる。ラジオも『超電磁砲S』のは全部聴いてキリンに詳しくなった。角でキリンを操るのは何者かわからないが。原作ノベルは未読。
 ファンといえばファンなのかもしれないが、そうじゃないといえばないような気もする。距離感がある。「ああ、これにハマれるほどの若さはねえな」というところがどこかにある。じゃあ他の……たとえば『ストライクウィッチーズ』はどうなんだ? となると、ちょっと説明がつかないが。
 というわけで、劇場版と言われても、劇場に行くほどでもないというスタンスから、ずっと忘れていての視聴。……なんだかキャラ総出みたいなお祭り騒ぎでおもしろいじゃないの、っつーような感想。神裂火織のあれには笑ったし、一方通行先生とかもちょっと出てきたりしてヒャッハーな感じだしさ。お話のほうも主要人物のあれがああなるってのは、なかなかいいんじゃないでしょうか。ただ、歌の力としては、なんちゅうのか、『マクロスF』ほどのパワーはねえかなあというところ。最後の最後もあれがああなったあのひとの歌でよかったんじゃないでしょうか、などと思ったり。まあ、そんでも、ぶっ刺せばいいのにとか撃てばいいのにとか、殴ればいいのにとか、そういうところはある種フィクションにありがちなためらいみたいなもんがないあたりは好みだわ。あと、レディリーちゃんの声が佐倉綾音だったんだとか、そんなところでしょうか。
 ま、以上でございます。