『3月のライオン』10巻(CD付きじゃないの)を買う

 なんか職場で流れてたFMラジオにバンプ・オブ・チキンと羽海野チカ先生がゲストで出てたりして、「イメージソング付き単行本出るよー」みたいなことは知ってたわけなんだけど、あいにくおれはべつにバンプ・オブ・チキンが好きでも嫌いでもなく、さらには金もないので普通の買おうと思ってた。思って、忘れんようにAmazonで予約しようとしたら、上の特装版CD付きしかひっかからん……と思って今調べたら普通のも売ってる。 いや、多分数日前までは普通版見当たらなかったような気が……。それで、「特装版だけ先行発売か」とか「Amazonでは特装版しか売らない商法か」とか、ややもやっと憤ってたんやけど、まあ本屋で普通のも並んで売っとったね。「前進の10巻」買ったね。10巻は将棋シーン少なめ、日常シーン多めの巻やね。おれはそもそも将棋が好きなのだけれども、『3月のライオン』はその、日常の方もあってこそやと思うのやし、なにせこの巻ときたらその日常の方も最後に急展開させてね。空気よめない最終兵器みたいなね。人間兵器桐山君ね。でも、その桐山君にもなんつーの、一辺倒でない人間の厚みがあって、切り口があって、もう当たり前のことなんだけど、その一歩一歩が作品を形作っててね、それでだよ、その上に出てくる人物、人物が皆そのような一辺倒でない複雑さを抱えながらね、それぞれの人生を生きとる、戦っとる。だから面白い。名作やと。でも、重さばかりでない、なんとも言えぬ絶妙のバランスでの笑いがある、ユーモアがある。122ページとか好きよ。どうなってんだ、これはもう、というくらいの。ああもう、早く続き読みたいと。
 ……というわけで、「何巻まで買ったかな?」のメモ終わり。 ところでおれは、これまた有名な『ハチクロ』読んでないのやけれど、どうしたもんだろ。

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