『楽園追放 -Expelled from Paradise-』は面白かったのこと


 予告編流れたりしてんの観て、砂漠でフルCGだから『直球表題ロボットアニメ』みたいなんかと思っとったら、ぜんぜん違った。ぜんぜん違ってわりといい。いや、わりとじゃなくて、面白かったよ、これ。面白い。いいSF。エンドロール見て、「これだけの登場人物で豊かなストーリー作っとったんやなー」って思った。Wikipediaとか見ないで、まあどういう方向のSFに展開していくか楽しみながら見たらええ。
 それで、フルCGなのはどうなの? というところもあったんやけれども、これがもう全く悪くない感じで、アンジェラの髪がよう演技しとるわーと思ったよ。え、髪が演技? それはないか。いや、あるか。まあいいや。そんでアンジェラといえば釘宮理恵さんが声を当てているのだけれど、「あーすごくいいなー」って思った。実年齢(という概念がどの程度あるのかわからないが)以下であろう16歳の肉体に入ってる16歳以上の人、みたいな感じを、それでもこう、ちょっとツンとしてて、それでいてなんというか、わしにはよう説明でけへんけれども、そういうところがあった。
 そんでまあ、ああいうふうに展開していって、やっぱりその、機械と人間のね、ああいう泣かせどころってのは多分SFの定石の一つとも言えるんやろうけど、ピシっと決まってね。冒頭5分か10分くらいでドバーッと世界の設定を明らかにして、そっから過不足なく、ピタッと決まって、それでええ余韻を残して終わるのよ。あれ、あんさんのその能力やったら……とか、その社会制度だったら……とか、気にならんところがないわけでもないけど、そう気にならん。そいで、つい先週観た『インターステラー』と比べると、「あっちは長すぎやろ」とかいろいろ思い起こされて。まあ、SF偏差値、映画偏差値(あるのかそんなもん?)の決して高くないおれにとっては、『楽園追放』の方が楽しめたと、それは断言しよう。ま、べつに比べるもんやあらないし、受け手であるおれの感受性の高低もどうでもいいっちゃどうでもいいんだろが、ともかくそう思うた。なーんか公式サイトとか、登場人物らのポスター(仁王像とか)見てると「どうなんだろ?」と思うかもしらんけれども、まあぜんぜん気にしなくてええよ。

 で、なんだか知らんが、もうすぐに円盤として売られるものみたいで、なんというのか映画というより「劇場先行上映会」みたいなもんかもしらんのだけれども、いや、おれは劇場で1,800円払って損したとはぜんぜん思わんし、よかったわーって思ったん。ともかくそういうことで、おしまい。
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 あと、エンディングの曲もよかった。うん。