おれが生きていてよかったと思うことはない。
だれが思ったのかこの際問題ではない。
おれが生きていてよかったということはない。
客観的事実に補足はいらない。
おれはおれの魂の在り処に還りたいと思う。
しかし、おれは遠くに来てしまって、戻ることはできない。
すべては、残念なことでした。
つまるところ、後悔もすでに遅い。
もっと早く、やるべきことをやるべきだった。
するべきことはたくさんあった。
おれはそれらをすべて抛ってしまった。
おれの怠惰のため、安楽のため。
何もしたくない、何も考えたくない、真面目な話はほっぽいてくれ。
それがおれの全部。
なにもかも忘れて、地球のまわりをぐるりと回っているのさ。
お前らにはわかりもしない、とどきもしない、そんなところ。
だからおれは、早く死ぬしかない。
害悪は排除されるべきだ。
害悪はおれだ。
おれなのだ。