2018年冬アニメが終わっていく その1

2018年冬アニメが終わっていく。

おれは小説にしろ映画にしろアニメにしろ、感想を書くということが非常に苦手だ。おもしろかった、つまらなかった、畢竟、この二択ということになる。書いていて自分もつまらないし、読んだ人におもしろいとも役に立ったとも思われないだろう(感想文に限らないけれど)。それで、「これは現代の抱えるうんちゃらかんちゃらを投影していて」とか、そういうも書けない。評論というものが書けない。書き方を教わっていない。けど、見た以上は書いて残しておきたい。そして、アニメについて書くとなると、だいたい自分に合わないものは「切って」しまうので、おもしろいものだけ記録に残るのだが、おもしろいのにつまらない感想しか書けないのがつらい。つらいけど書く。

 

宇宙よりも遠い場所

これの最終話一個前には泣きました。「泣いたら名作なのか?」という話もあるでしょう。実写映画やらなにやら含めて、「泣ける」が過大評価されているきらいもある。が、しかし、「泣ける」というのを過小評価するのもなんだろうな、という気にもなるわけです。「泣ける」というよりも、自分が「泣いた」という事実をないがしろにもしたくない、というわけです。というわけで、このシーズンの一番の当たりは「よりもい」です。……とも言い切れない。というのも、半分くらいまで、それほどのめり込んで見ていなかった。オリジナルであること、キャラデザインが魅力的であることを理由に「切らない」でいた。ときには、展開が急すぎて「一話見逃したか?」「いや、違った」なんてこともあった。でも、最後の方の伸び脚がそれは見事なもので、最終話二話前でグッと来て、最終話一個前でぐすんぐすん、ボロボロですよ。作中でいろいろと背負わされてしまった報瀬のね、なんというか浄化というと変だけれども。最終話の髪形も良かったです。というところです。

 

おそ松さん 第2期

今日日「クソアニメ」というとほとんど固有名詞のようにあの作品を指すわけですが、この「おそ松さん」も一種の「クソアニメ」じゃねえかと思うわけです。第1期を見た彼女の人が「くだらなすぎる」と怒っていたくらいですからね。でも、世間は異常人気。それで迎えた第2期。これが、数字で調べたりしたわけじゃないのですが、どうも、第1期に比べると冷めていましたね。ようわからんです。第1話で腐女子ディスみたいなことしたからですかね。おれにとっては第1期とそんなに変わらない、非常にくだらなくて嫌いじゃない作品のままでした。ただ、さすがになんというか、見飽きた、まではいかないものの、ややマンネリかという気にはなりましたとさ。

 

りゅうおうのおしごと

一応の将棋ファンとしてはチェックの一作。思った以上に硬派でしたね、というのは世間の評判と一緒でしょうか。というか、それほど幼女要素多くなくていいです、というのもあり。でも、身体を揺らして読みに没入するあたりとか、なんかそれらしくていいですね。で、気になったのは「名人」……羽生竜王棋聖(平成30年3月30日現在)をモデルにしているのは明確なんですが、ずっと顔を出さない。韓国のアダルトビデオの局所みたいに隠れている。が、最後、顔出るわけです。「名人ってこんな顔だったのか」と。そこんところ、ちょっとだけ「うーん?」でした。麻雀漫画じゃないですけど、洗面器から顔を上げたら負け、すなわち盤面のみに集中しろよ、とか。いや、おれの勝手な感覚ですけど。それにしても、なんというか、「ああ、羽生なんだな」というところ以外で個性を持たせなかったあたり、今後どうなるんでしょうかね。続きはみたいです。

 

ゆるキャン△

ゆるキャン△ 1 [Blu-ray]

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女子高生部活物……ですけど、いや、ですけどってことはなくて、あんまりハズレねえかなとかも思うんですけど、素敵な出来でした。豊崎愛生さんとかよかった。あと、よかったのは、高ボッチ高原が出てきたところですかね。高ボッチ高原の仕事とかしたんで、「看板映らねえかな!」とか凝視しました。映らなかったですけど。キャンプ、いいな。でも、行動力と財力のないおっさんには無理よの。これも、続き見たいですね。

 

ポプテピピック

POP TEAM EPIC 【期間限定アニメ盤】

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 今期の覇権、ですかね。ともかく膨大な情報量。仕込まれた小ネタの数々。そこじゃねえだろ、と言われそうですが、どうも自分はそっちが気になって。それで、自分がいかにアニメやネット文化に疎いか気付かされるという。でもなんですかね、Aパート、Bパート見て、巻き戻してキャストチェックしたりして、また見たりして、なんか4回くらい見ちゃうわけですよね。それでおれ、レコーダーで見てるんで、ニコニコ動画みたいにコメントと一緒に楽しんでるというわけでもなく、一人、この狂気につきあってたわけなんですよね。いや、発狂しなくてよかった。声優でいうと、エウレカレントン! というほど『エウレカセブン』に思い入れはないですけど、すばらしいストライクウィッチーズ声優の名塚佳織さんが出たのがうれしかったです。あと、上坂すみれさんの歌は好きです。これもまたやってほしいもんです。今度は全部『星色ガールドロップ』だったら竹書房に中指立てます(なぜ?)

 

とりあえず今日はここまで。