アサヒ生ビールをお恵みいただきました。ありがとうございます。
アサヒの生ビール? スーパードライ? いや、ちがうやつです。
通称「マルエフ」らしいです。ようしらんですが。というか、おれはまあ、ブラインドテストしたら、日本の大手ビールの区別はたぶんつかんのですよ。それでも、おれは「キリンの一番搾りが好きだな」というのがあって、それがなにかっていうと、まあ、なんか印象? イメージ? そんなものです。それが「摘みたて」とかになってたら、さらに美味しいような感じがします。
というわけで、われわれはイメージを飲んでいる。となると、最悪なのはアサヒスーパードライということになります。ぜんぜん美味しそうに思えない。『美味しんぼ』の影響? というのも皆無とは言えないのですけれど、どうですかね、あのメタリックなデザイン。その上、「ドライ」ですよ。しかも「スーパー」。なんかこう、なんでしょうね。いつ時代の近未来風? みたいな。
なんというのか、ビールみたいなシュワシュワで金色の飲み物が、植物からできているというところがいいのですよ。麦とホップですよ。おれはそのあたりがおもしろいと思うので、どうにもスーパーでドライでメタリックなのは、美味しそうという感じを受けない。こればっかりは感覚でしょう。スーパードライ!(独特のイントネーションで)がいいという人もいるでしょう。おれは苦手。そんだけです。それで殺し合ったりはしない。
とはいえ、このマルエフはいいです。わざとノスタルジックというかクラシックというか、そんなデザインにしている。やさしい感じがする。新垣結衣だ。悪いところなんてどこにもない。
あらためていいますが、大手メーカーのビールをブラインドテストしたら、たぶん区別がつかない。その中にスーパードライも入っていることでしょう。インドの青鬼が混じっていたら気づくと思う。でもね、やっぱりビールなんてのは情報でしょう。ロゴもいい。アサヒ生ビール、おすすめです。