「今日は月曜だから適当に流すか」と今週も思ったら、存外いろいろあった。ただ、抱え込んでいた厄介な仕事を一つ片付けたのでよしとする。
配色パターンブックをいただいた。
すべてのページが美しい! こんなにもワクワクした配色本は初めて、デザインやイラストにぴったりな「配色パターンブック」 | コリス
この記事を読んで、「こういう本しばらく買ってないな」と思って、「ほしいものリスト」に放り込んでおいた。そしたらすぐ届いた。すごいインターネット。さらにエナージェル10色セットまで同梱されていた。カラフルだ。
しかし、おれは嘘をついた。「こういう本しばらく買っていない」というのは嘘だ。おれはこのような本を自分で買ったことがない。会社の金で買ったということもない。もとから会社にあった古い本と、今はなき『DTP WORLD』誌の付録のしょぼいカラーガイドを愛用していた。そしてまた、買わずに手に入れてしまったのだから、まあありがたく使わせていただく。そんなにおしゃれな配色とかするような仕事でもないけれど。
ちなみにおれのアイコンの配色は上の数字になる。なぜ、ネット用のアイコンをCMYKでデザインしたのか。だって、だって印刷の人なんだもん。はっきりいって、RGBで色を考えられません。というか、この微妙な数字も、しょぼい付録からとったのかな。なにせもう二十年近く前のことなので覚えていない。途中で一度つくりなおしたような気もする。
しかしまあ、色についておれがなにを知っているのか。デザインの専門学校も、美大も出ていない。どこでも教育を受けたことがない。その、なんかあるよな、補色……とか。そんなん知らん。野良デザイナーだ。デザイナー未満のDTPオペレーターだ。勘でやる。だから収入も上がらない。
さあ、帰って酒でも飲むか。
グレンモーレンジィのシェリーカスクフィニッシュとタリスカー。もちろん、これらもいただきものだ。おれの好みからすると癖の強いタリスカーが好みと言いたいが、グレンモーレンジィの口当たりのよさに、ついついグイグイいってしまう。
とはいえ、この寒い時期の、寒い安アパート。お湯割りも捨てがたい。むろん、シングルモルトウイスキーをお湯割りにするのはちょっと違う。安いブレンデッドウイスキーでいい。むしろ、その方がいい。そして、お湯割りに蜂蜜を混ぜるのだ。これが温まる。むろん、焼酎のお湯割りも飲む。飲まない日はない。人類の脳は大量に供給されるアルコールに対して脆弱なのだ。進化心理学的にしかたないのである。
さあ、帰ろう。
(進化心理学的になんかくれてもいいですよ)