ワールドカップは見るけどJリーグその他サッカーに興味が持てない問題

おれの2022年のワールドカップは終わった。メキシコが敗退し、日本が敗退したからだ。そうなると、途端に興味を失う。それでも、メキシコと日本以外の試合もけっこう見たもんだ。サッカーファンでもないのに、わりと見たほうだと思う。これからも、午前〇時始まりの試合なんかがあったら見るかもしれない。午前四時始まりの試合、リアルタイムでない試合は見ないと思う。

 

今大会は日本のジャイアントキリングもあり、また、本田圭佑の解説が予想外に面白く、たいへん楽しめたといっていい。これでメキシコと日本が勝ち進んでいたらなおよかったが、まあいい。

 

というわけで、また四年後。

 

……と、なってしまう。

togetter.com

これ、なんだよな。これが、どうにもならんのだ。サッカー日本代表というものの試合を見はじめて二十年以上経つ。しかし、どうしても「サッカーはおもしろい! Jリーグを見よう!」とならない。どうしても。

スタジアムで生観戦をしたこともある。横浜にはサッカーチームがいくつかある。日産スタジアム三ツ沢公園球技場もすぐ近くだ。なのに、どうも「行こう」という気にならない。興味がわかない。

 

こんな放送を夜遅くまで見るくらいにワールドカップには興味があるのに、Jリーグとなるとどうしてなのか。この放送で本田圭佑は「スタジアムの雰囲気を楽しむだけでいい」、「途中から来てもいいし、途中で帰ってもいい」と、初心者は気楽に足を運ぶことを進めている。

だが、どうもな。実際行ってみたけれど、なにが行われているかわからず(いや、サッカーなんだけど)、スタジアムの雰囲気というのもこれといってという。一応マリノス側に座っていたので、なんとなく贔屓にしているほうがある、という状況下でも、どうにも。なんか遠いし、実況も解説もなしで見るとさっぱりで。

と、ここで言っておくが、おれは日本プロ野球というものの広島東洋カープというチームの大ファンである。広島の人間ではないが、すぐそこに横浜スタジアムがある。では、横浜スタジアムカープが来るたびに応援に行くのか? 否、スタジアムのアナウンスや応援が聞こえる横を通って帰宅して、家でネット配信を見る。野球もテレビで見たほうがいいよな。

あるいは競馬というものに命の次に大事なものを毎週賭けつづけてもいるが(失いつづけてもいるが)、わざわざ競馬場にでかけることもなくなった。ここ数年はコロナなんていうものの影響もあったろうが、それ以前からそうだ。足繁く現地に通う、というのは、ニートだったころに大井競馬場川崎競馬場に行っていたくらいだ。

そういうわけで、「まず現地で地元チームの応援を、スタジアムの雰囲気を」というのが入ってこないのか。かといって、テレビをつけてたまにやっているJリーグの試合、それもなにかの大会の決勝であるとか、優勝が決まるとかの試合を見ても……最後まで見ないんだよな。わりと広く浅くスポーツは好きなのだが、どうもワールドカップ、あとオリンピック以外のサッカーに興味が持てない。

だいたい、わからんのだな。なにやってんのか、わからない。わからないというのは言いすぎだ。知らないというほう正しいか。日本代表となると、情報は溢れている。四年に一度とはいえ、予選やなにかで見つづけてきている部分もある。なんとなく知っている部分がある。それに解説が相手関係と戦術をちょっと教えてくれれば、なんとなく見られる。そういうところはある。

あるいは、レベルの問題というのもあるのだろうか。これはよくわからない。おそらく、欧州のトップクラスのクラブチームのサッカーなどのレベルはすごくすごいのだろうが、だからといって、金を出して見てみたいとも思わない。日本人選手が所属していても、べつにという感じ。この世に趣味や興味は多ければ多いほどいいとは思っているのだが。

 

……つーことで、他のスポーツと同じく「オリンピックだけ見る日本人」的なおれは、やはり「四年に一度のにわか」をつづけることになると思う。なぜ、ワールドカップは「自分にとって」特別なのか。やはり日本代表だからだろうか。

とはいえ、おれはなぜかメキシコ代表が好きである。メキシコ代表のサッカーは見ていて楽しい、面白い。理由はわからない。パスサッカーならスペインのほうがきれいじゃないか、とか言われても、メキシコのほうがいい。ワールドカップはメキシコ代表を応援する場でもある。かといって、どうにかしてメキシコ国内リーグやメキシコ代表戦を追うという気にもならない。

というわけで、ワールドカップになると盛り上がる「にわか」の中から一部の真のサポーターが出てくる一方で、そうではない多数の「にわか」の一人として、「そうではない」方がどんな感じなのか記してみた。べつに「Jリーグはこうするべき」とか「サッカーファンは新規ファン獲得のためにこうあるべき」とか、そういうものはいっさいない。あくまで、こういう一人の人間がいるというだけである。

 

以上。