自転車のチューブと醤油の香りのするメスカル(酒)を飲んだぞ

goldhead.hatenablog.com

古代メキシコ展へ行った。そのグッズ売り場でメスカルが売っていた。メキシコの酒である。何種類かあって、どれも五千円以上した。しかし、この機会にと一番安いやつを買ってみた。

メスカル - Wikipedia

メスカルもテキーラと同じくリュウゼツランを原料とした蒸留酒だ。おれが買ったのは44度だった。

デュランゴ、という銘柄なのかな。検索してみる。

【メスカル/MEZCAL】デルンベス ドゥランゴ DERRUMBES DURANGO | テキーラ専門通販サイトのテキーラムーチョ

 得られた風味特性は、フルーティーで刺激的で、トロピカルフルーツ、柑橘類(ポメロ)、タマリンドのほのかな香りがしています。 それが口蓋に当たるとき、それはこれらのフルーティーで活気に満ちたノートで爆発し、 そして口の中でテクスチャード感触を持ちます。 仕上がりは新鮮でフルーティーです。

なんか、柑橘系のフルーティーな感じ? という印象を受けるだろう。とりあえずストレートでちょっと飲んでみることにする。香りは……テキーラに似ているが、もっと強い。そして、飲んでみる。

「滅びよ、人類」

……な、なんだこれ。え、これなに? えげつなくない? 何味? わけわからん。こんなものは飲んだことがない。そういえば、博物館の物販コーナーでは「メキシコの土埃のような」みたいな説明あったような。

また検索してみる。

Derrumbes Durango Mezcal – Uptown Spirits

海外のサイトがヒットした。そこにはこんな記述が。

NOSE
Pepper-sprinkled strawberries, candied lime peel, bike-tire inner tubes, freshly rubbed mint and soy sauce. An alarming combination that works surprisingly well.

え、bike-tire inner tubes? 飲料にそんな文字列? 機械翻訳。

胡椒をまぶしたイチゴ、ライムの皮の砂糖漬け、自転車のタイヤのインナーチューブ、すりたてのミント、醤油。 驚くほどうまく機能する驚くべき組み合わせ。

イチゴ、ライム、タイヤのチューブ、ミント、醤油! おれはわけわからんとしか表現できなかったが、表現されたところでわけわからん。

そして、こうコメントされている。

A riot of flavour which all comes together to create a well-rounded and complex spirit. One for the adventurous.

風味の暴動がすべて合わさって、バランスの取れた複雑なスピリットを生み出します。 冒険好きな人向けの 1 つ。

冒険好きな人向けの一品。そんな変なものが東京国立博物館で買えるとは思わなかった。いやはや。これはもうちょっとね、正直、「飲みきれるのか」と思ったわ。

 

……と、思っていたけれど、ロックで少し薄めて飲むと、まあテキーラの親戚よな。本当にチビチビ飲むと悪くないわ。いや、世の中いろんな酒あるもんだな。どこで買えるか知らん、いや、今なら東京国立博物館で買えるぞ。古代メキシコ展に行け!

 

 

 

 

……いや、Amazonで買えるものでも冒険できるかもしれない。