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横浜ラーメン紀行vol.39 ようやく開店 - 関内『金壱家』

関内駅は南口、横浜スタジアムとは反対の方、マクドナルドの並び、そこに妙なラーメン屋があった。なにが妙かというと、すっかり店舗の準備が出来上がってるように見えるのに、「近日開店」の貼り紙のまま数ヶ月しまったままなのである。はたしてそれをラーメン屋と呼べるかどうかわからない。いつしか貼り紙に「もう待てねえよ」と鉛筆で落書きされる始末……。

だったのだが、なんと8月の後半になっていよいよ開店するという目撃情報を会社の人から聞かされた。そして、一番若いおまえが試食してこい、という話に。まあ、してこいってほどじゃないんですけど。

と、そんなことをふと思い出した日曜日の午後、図書館帰りのおれはイセザキモールを突っ切って右折、並んでいたらどうしようか? などと思いつつ店の前に。すると、開店中、じゃないですか。

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横浜家系ラーメンというのはばっちりわかるが、店名がぜんぜんわからん。よく見ると右上に金壱家とある。なかを覗いてみれば、真新しい店舗に……お客さんがいない。でも、営業中なので入ると、店員3人(カウンター内2人、外に1人)に「いらっしゃませー!」言われる。数で負けている。

入ってすぐ右手に液晶タッチの券売機。とりあえず普通(並び順的に最初のとんこつ醤油)のラーメンをトッピングなしかな? などと思って券売機に千円投入。すると店員さんが寄ってきて「現在大盛りも同じ値段です」というようなことを言ってくる。おれは夏のあいだほとんど運動していないので、「普通でいいかな」とか考えていたら、全部のせ千円のボタンを押してしまっていた。孔明の罠かもしれない。こうなると貧乏症が即座におれの脳を乗っ取り「じゃあ、大盛りで」と。そのうえ悪魔、もとい店員はこのようなことをささやく「今のお時間ライスがつきますが」。「いや、ライスはいいです」。なお、券売機で味の濃さ、麺の硬さ、あとなんかを選べる。おれは麺硬め(なぜだろうか?)、あとは普通、普通。

してカウンター席。コップに水。胡椒とか豆板醤とかある。ティッシュの箱もある。しばらく待つ。と、ここであらためて記しておくが、店員は3人とも中国人のようである。いや、そう決めつけるには証拠が足らない。より間違いが少ない言い方をすれば、「日本語を母語として40年近く生きてきたおれが、『この人たちは日本語が母語ではないな』と思わせる東アジア系の人」である。

おれははっきり言ってラーメンについて詳しくない。詳しくないが、横浜家系というと、べつに中華街がルーツにあるわけでもない、『ラーメンと愛国』じゃないけど、作務衣系? の、「日本で独自の発達を遂げたラーメン」という感じでしょ。そこで(おそらくは)中国人がやっている横浜家系というものが出てくる。先祖返りというのか、なんというのか、おれにはよくわからないが、雄大なアジア大陸のルーツを……。

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……とか考えてたら全部のせが来た。ちなみに、なぜかおれの後にはお客さんが1人、また1人と入り、なぜかみな「大盛り」を頼み、ライスは遠慮した。まあ出来たばかりの店で、家系と看板にありながら二郎インスパイアだったらどうしようとかいう心配はあってもしかたないだろう。とはいえ、おれは海苔を見て、「やっぱライスをつければよかったかな」と思った。スープを染み込ませた海苔でライスをいく。悪くない。

味も、悪くない。というか、おれの中にあまり比較対象がないのでなんなんだけれど、「横浜家系ってこんな感じじゃない?」という感じではある。やや硬めでボリュームのある麺。朝からなにも食っていなかったので、「やっぱりライス……」の誘惑をふりほどきながら食った。ごちそうさま。

というわけで、開店準備から開店まで異様なほど時間がかかったわりには普通にオープンしていた横浜家系。うっかり全部のせで千円札一枚持って行かれたのは失敗だったが、まあ開店ご祝儀だ。いや、差額二百数十円でご祝儀もないけど。マクドナルド、なか卯すき家の並びにラーメン店。人気店になるのかどうか、さあおれにはわからない。

>゜))彡>゜))彡>゜))彡>゜))彡

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……卵にうずら卵、チャーシュー、海苔、うむ、たぶん家系だろう。

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……ここで紹介した「地球の中華そば」、行きに通り過ぎるんだけど、ますます行列すごくなってるような気がする。まあ、たしかに、「これは他と違うな」というインパクトはあったっけ。