日本年金機構は人殺しの顔をしておれのところに来い!

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日本年金機構というところが、ねんきん定期便という顔をしておれを訪ねる。内容はこうだ。「おまえはこれしか年金を受け取れない社会のゴミだ。受給できる額を見ろ、それで暮らしてけるわけがないだろう。さあ、さっさと国のお荷物になる前に死ね」

まったくそのとおりだ。おれにはこれ以上今の稼ぎを増やす気力も体力もなければ、過去に遡って納付額を増やす魔力もありはしない。双極性障害II型で、なおかつ怠け者で、40を手前に体力も落ちてきたこのおれに、これ以降の人生は必要ない。日本年金機構が定期的に自殺を促すとおり、おれはもうこの世に生きていてもどうしようもない。お国のお荷物になるだけだ。もっと具体的にいえば、これを読んでいるお前、お前の稼ぎを食う邪魔者になるだけだ。おまえの優雅な生活を食い物にする落伍者になるだけだ。

そんなことはとっくにわかっている。なにやら、人生100年の時代、引退というものもないらしい。だが、おれはもうとうの昔に疲れ切っていて、今も疲弊していて、今後もその度合は高まっていくばかりだ。なにかひとつ、ひとつでも食っていける自信になる才もなければ、たよれる親族、人脈もなく、受け継げる資産もなく、まったくどうしようもない行き詰まりしかない。おれにはどうしようもない壁がある。そんなことはとっくにわかっている。

だからさ、日本年金機構さん、遠回しに自殺をすすめるな。一年に一度、「死んだらどうですか?」と勧めてくるな。面倒なことはやめにしろ。人殺しの顔をして、包丁持っておれのところに来い。この社会のお荷物、生きるにしない命、かんたんにデリートできるかもしれないぜ。

でもな、おれは生きるのも嫌だが、死ぬのも嫌、なのかもしれないからな。殺されるものかと、研ぎに研いた一竿子忠綱の牛刀でぶっ刺すかもしれないぜ。覚悟はしとけ。……って、それが嫌だから手紙を送るのか。合理的だ。賢い。おれは賢くない。賢くないおれ、人生が苦手なおれは遠回しの自殺勧告を受け取って、絶望のなかテキーラをあおるくらいしかできることはない。何杯飲んだら、人生を忘れられる?

そうだな、おれだって、もう疲れてんだ、とっくに疲れてるんだ。死ぬときは死ぬぜ。よかったな。くそったれ、日本年金機構の思い通りになるのは口惜しい。けれど、おれはもう疲れているし、なんのやる気もでないし、食っていけるだけの才がない。自死か路上か刑務所か。おそらくは死ぬだけだ。「ねんきん定期便です」といって、自裁をすすめる美しい国。おろかで生きるに値しないおれ。利害は一致した。よく切れる包丁で、スパッと首の太い血管を、切れたらな。欠陥で形作られたおれの人生の終わりに、ふさわしいのだろうな。

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……殺しに来いよ。待ってるぜ。

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だから、もっと人殺しの顔をしろ - 関内関外日記(跡地)