さて、帰るか

さて、帰るか

おれはあまり外食というものをしない。外食といってもどこそこの有名店で舌鼓をうった、などという話でもない。単にそこら辺の牛丼屋だのなんだのに行くことじたいが少ないのである。 そんなおれが本当に久々に吉野家に行った。吉野家は狭いおれの行動範囲の…

さて、帰るか

外で雨が降っているような気配を感じる。ほんとうは職場の水槽のポンプの音が、水の気配をさせているのだと知っている。 何時間かまえに、飛び込み営業が飛び込んできた。若い女性のようだった。おれは声しか聞いていない。なにを売りに来たかと思えば、横浜…

さて、帰るか

雨音の世界に酔っぱらいのカラオケが響く。ときおり車の通る音が聞こえる。そろそろ潮時だ。おれはそこまでアルコールに依存しているわけじゃあないから、デスクの引き出しにスコッチを隠し持ったりはしていない。あればいいな、と今思った。ためしに引き出…

さて、帰るか

年度末が近づくに連れて多少は忙しくなるが、見渡すかぎりでは2月のはじめにはピークが来てしまいそうで、おれはやはり暗澹たる気持ちになる。仕事がなければ飯が食えぬ。家もなくなる。死ぬしかなくなる。なんだかんだいって死にたくはない。できれば暖かい…

さて、帰るか

職場でインフルエンザに罹った人がいて一昨日から休んでいる。さっき社長が「熱が39度ある」と言って帰宅した。おれはといえば一人きりの職場で『てさプル』の発表動画をくり返し聞きながら……やはり熱があるように思えてならない。とはいえ、押し迫る年の暮…

さて、帰るか

「俺、ツインテールになります。」はすばらしい。これは一つの答えだ。だれかの見た夢だ。願望の成就だ。とはいえ、おれはツインテールになりたいとは思わない。ブレザーあるいはポロシャツの制服を着た少女のポニーテールになりたい。いや、ポニーテールに…

さて、帰るか

まるでタフじゃないやつ。家の中にいたい、布団の中にくるまっていたいやつ。おまけに脳みそが悪いやつ。それでも外に出なければならないやつ、餌にありつくために日銭を稼がなくてはならないやつ。吐き気がする、胃が痛い、左の脇腹も痛い。反射板の妖精が…

さて、帰るか

石母田正の『歴史と民族の発見』を読んでいたら、フランスの歴史学者マルク・ブロックという人が対ナチス・ドイツのレジスタンスをしていたら捕まって、銃殺刑になったという話が出てきた。その銃殺刑の場所が「トレヴ」であると記されていた。凱旋門賞二連…

さて、帰るか

口に入るものは人を汚さず、口から出てくるものが人を汚すのである。 おれがあまりにも黙って画面に集中していたので上司がそれと気づかずエアコンの、ラジオの、蛍光灯のスイッチを切ってしまった。おれは声を上げた。一ヶ月に一度くらいはそういうときもあ…

さて、帰るか

「さて、帰るか」というタイトルで、おれはずいぶんと日記を書いてきたように思う。このはてなブログじゃあない、はてなダイアリーの方だ。そもそもおれはなんでブログを2つに割ったのだろうか。はてなブログはじめのころに移転を考えたこともあったし、ブロ…