JBCクラシックとJBCスプリント(大井)

 明日は現地へ行く予定。パドックを見て決めるつもりだが、前日予想にちょっと考えてみるくらいのことはする。
 JBCクラシック。中央勢は南部杯の一着二着であるユートピアアドマイヤドンが揃って登場。さらに交流重賞常連のブライアンズタイム産駒の二騎タイムパラドックスアンドゥオール。この強力なメンバーに対抗する地方勢は、安定した先行力に磨きが掛かったナイキアディライトに、好位の競馬を覚えたアジュディミツオー。かつての四冠馬トーシンブリザードに冴えはなく、地元重賞連勝中のシャコーオープンモエレトレジャーには荷が重いか。未知の魅力ではある。ヤスミダブリンは距離が二千メートルほど足りないので苦戦必至。ただ一頭他地区から参戦の‘ガソリン満タン’テンリットルも厳しかろう。
 うーん、難解だ。こういう場合、目ぇつぶって地元の馬、ナイキアディライトから行きたくなる気もする。ただ、前走、前々走とけっこう楽な展開だったのだ。そこら辺で、強さの真価がいまいちわからない。だとすれば、帝王賞、体調不十分でそれを差し切ったアドマイヤドンと、前走それを破ったユートピアを上位に置くのが妥当か。
 ただ、先の日曜の天皇賞じゃないが、騎手の腕が物を言う舞台でもあるはず。震えるようなレースを見たいものだ。夜、寒くて震えるのは確実だろうけど。
 ……JBCスプリントの存在を忘れていた。これはちょっと低調というか、堅調なメンバーだ。この路線の中心馬マイネルセレクトに前走エコルプレイスを格上挑戦で撃破したアグネスウィング、それにリンガスローレルを二回続けて破った(それがどれほどの実績かわからないけれど)ヒカリジルコニア。この三頭の競馬だろか?八枠二頭、シャンハイジャンプサニングデールでも絡んだらそれなりにつくか?
 もう一個JBC、じゃなくてTCKディスタフ。こっちは色んなトコから遠征馬が来てて、むしろお祭りっぽい。南関の中心は鞍上的場で先行スタイルに変身のアイチャンルック中心だろう。斤量も有利。対するプルザトリガーは前走斤量にも恵まれた分一番手にはしにくい。まあ、このレースこそ他地区の馬などパドックで見て決めたいところ。