東京大賞典の事前予想(大井)

 明日は大井へ行くつもり。行くつもりはいいけれど、雪がつもったらどうしよう。まあいいや、報知オールスターカップで厳寒のスクーリングは済んでいる。ただ、長時間は厳しいので後半から行くことにしよう。
 で、肝心のレース。馬券になりそうなのは内からカフェオリンポスパーソナルラッシュタイムパラドックスアジュディミツオーといったところか。穴でユートピアモエレトレジャーといったところだが、果たしてどこまで。となると、もう四頭だから、それの馬単なり三連単のボックスでもいいかという気もしてしまう。
 しかし、だ。やはり最後の大一番となれば、一頭指名で夢を託したいところ。となると、身びいきからか地元南関のアジュディミツオーに期待。まだ伸びしろのある三歳馬で、前走のJBCクラシックを大きく評価したい。アドマイヤドンの居ないここでは威張っていいはずだ。
 相手筆頭はジャパンダートダービー馬のカフェオリンポスか。大井実績を買いたいところ。名古屋グランプリも勝ったし、岡部幸雄もまだまだ元気。そして問題のパーソナルラッシュ。ひょっとすると、今、日本で一番強いかもしれない。春先はともかく、十キロ増えて復活後は別馬かもしれない。ということで、これは頭もあるかもしれない。タイムパラドックス。正直、前回は武豊が見事に乗りすぎた。ここら辺りも、帝王賞四着、JBCクラシック三着あたりの評価が妥当……という見方の人が多くなると思う。逆に人気しないようなら買いかもしれない。鞍上の武豊は大井を克服して究極生物になった。
 前走条件不向きと思われた中、六着に健闘したユートピアはちょっと怖い。モエレトレジャーは自分のペースで逃げるのは無理だろうし、控えて流れ込みがあるかどうか。シャコーオープンは前走で三秒三は負けすぎだが、タイム自体は横の比較でも遜色ない。もっとも、その上位が出てきているレースでは威張れない。トーシンブリザードは悲しいことにここは家賃が高く、クールアイバーウエノマルクンも同様。ダンツフレームコアレスハンターも実績はあるけどねらい目は薄く、若いキョウエイプライドも休み明け二走目がだらしない。えーと、残るはクーリンガー。こういう大外で忘れられていたようなのが三着に突っ込んでくるから注意しとこう。
 正直、有馬記念のような馬券的な盛り上がりは薄い。が、やはりこれを見に行かねば年が明けない。今から及川サトルの実況が耳に聞こえる「拍手大歓声が湧き起こりますここ大井競馬場。暮れの大一番、ビッグ・タイトル東京大賞典……」