天上の宝石をしとめた蹴球者とステファーナの息子の世界と砂を巡る遍歴について

http://www.netkeiba.com/news/news.html?param[no]=13651
http://www.sponichi.co.jp/horseracing/kiji/2005/01/04/07.html
 年末年始をにぎわせた二頭の馬の世界挑戦のニュースが飛び込んできた。一頭は京都金杯で私の初夢であるアルビレオをしとめたハットトリック号。もう一頭は、ドバイと船橋の夢であるシーチャリオットをちぎって捨てたプライドキム号である。
 ハットトリックについては、これはもう好きにしてくれという話だ。正月早々ろくでもないことをしてくれたものだ。もう顔も見たくない。というか、毛色すらよく知らないのだけど。
 一方でプライドキム。一瞬だけ「名古屋優駿ジャパンダートダービーで不満があるのか」と思ってしまったものの、ケンタッキーダービーと言われてしまうとぐうの音も出ない。さらに、ステファーナの息子というのがいい。スキーパラダイスの半弟でござい、というわけではないのだ。父もアフリートとというのがいい。アメリカのファンだって、「おお、渋いところの馬の名を久々に見たな」と思うかもしれない(アフリートはカナダの年度代表馬で、もちろんアメリカでも走ったけど、ファンの間でどの程度の位置づけになるのかは実際のところ想像がつかない)。
 ところで、アフリートの現役成績http://csx.jp/~ahonoora/afleet.htmlを眺めていて気が付いたのだけれど、ハットトリックの母父であるLost Codeの名前が二度ほど出てくるのだ。これも何かの縁、というには遠すぎるのだけれど、こういう細い細い繋がりも競馬の妙味である。