英語でしゃべらナイトを見た

http://www.nhk.or.jp/night/archives.htm#arc2005012402

People, even with no money, no food, no paint... one day they will get everything if they have courage.

 この番組の存在は知っていて、まわりには面白いという人もいるけれど、今まで見ることは無かった。なんか「NHKのくせに金を掛けやがって」みたいな、よくわからない反感である。しかし、昨夜は別だ。何と言っても草間彌生が出るからだ。
 冒頭はKABA.ちゃん。ゲストで出てきた割に(って他の回を知ってるわけではないけれど)英語が喋れないので面白かった。しかし、パトリック・ハーランは演劇も学んでいたのか。パッと女性風(オカマ風?)ニュアンスで話すあたり、芸達者だ。しかし、よく日本語は男言葉あり女性言葉あり敬語ありで、英語にはそんなものはないなんて言う人がいるけれど、逆に明確な言いまわし、言葉の違いがない分、英語の方がより微妙なのだろう。それこそ、アクセントやイントネーション、僅かな言葉の選択の違いなんかの領域で、そこらあたりを母国語以外の人間が嗅ぎ取るのは難しそう。見た目からしKABA.ちゃんみたいなのなら判別もつきそうだけど。
 おっと、草間彌生目当ての視聴だった。十五分くらい経ってようやく登場。やはり凄い存在感だ。しかしなんだ、どこでインタビューしてるんだ?事務所?そして、トークは英語。凄いぜ。しかしあれか、何となく網目の方が水玉より後と思っていたけれど、作品的には網の方が先だったんだな。あと、初期作品から英語の名前入りスタンプ押したりと、結構世界に売り込むぞって気はあったんだな。うーん、それにしてもNHKのサイト、草間のトークをもっと字に起こしておいてくれよ。けどあれか、翻訳字幕は出せても英文には起こせないって感じか?いや、そうでもなかったか。スペースの問題かな。まあいいや。
 しかし、湯河原温泉にあるかぼちゃ美術館(http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20040808#p1)といい、草間彌生展(http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20041211#p1)といい、見てて飽きない人だなぁ。もっと昔から知っていたら良かったのにと思える、数少ない人だ。ほんと。