スペクタキュラー・ビッド

“眼鏡収集家”の男逮捕 「次々欲しくなった」
http://www.excite.co.jp/News/society/20050728162620/Kyodo_20050728a497010s20050728162622.html

「以前、友人から眼鏡を借りたらはっきり見えた。格好も良く次々と新しいのが欲しくなった」と供述しているという。

 一時話題になった川崎のメガネ泥が逮捕された。いろいろな憶測が飛んだが、単なるコレクターであったようだ。詳しい事情はうかがい知れぬが、この男が女の生爪とか子どもの頭蓋骨に執着しなくてよかったというよりない。しかし、コンタクトレンズもやはり装着者から盜んだのか。そんなわけないか。
 犯罪はもってのほかとして、メガネのような嗜好性のある実用品を集めたいという真理はわからぬでもない。俺はつい最近靴を買うのにオンラインショップで数え切れぬほどの靴を見たり、スニーカーマニアのサイトを覗いたり、それはもう靴漬けになった。結果として買ったのが陸上部系ランニングシューズというのも妙だけれど、それを買った後も次の靴が欲しくてたまらない。陸・海・空とはいかぬが、いろいろな局面にいろいろの靴が欲しい。古いのも欲しい、新しいのも欲しい。メガネも欲しい。新しいアロハシャツも欲しい。パソコンも欲しい。ネット環境も欲しい。エレガントなスーツも欲しい。そして何よりお茶が恐い。