逆襲の原

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051005-00000011-yom-spo&kz=spo

――今の率直な気持ちを
ジャイアンツに対する愛情、強くするんだという気持ちで戦い抜く。それだけ」

 原辰徳が監督として帰ってくる。カープファンの俺から見ても、前回の解任劇は不可解極まりなかった。そして、次の監督が堀内恒夫。こんなことを言うと巨人偏重の謗りを受けるかもしれないが、この流れがライトからヘビーまで幅広い巨人ファンにもたらした影響、それが一連のプロ野球危機に何かしらの影響を与えはしなかったか。テレビにおける巨人人気が暴落した今、再び原の登場でどこまで盛り返せるか。
 しかし、そんなグラウンドの外とは関係なしに原を見る必要もある。俺は正直言って、第一次原内閣を知ったとき「ラッキー」と思ったからだ。原および原ファンには申し訳ないが、「原に監督ができるかよ、プププー」くらいの思い違いであったのだ。ライバルが一つ減ったぞ、くらいに。それが蓋を開けてみたらどうだったか。若手なども上手く使って、一気の日本一奪取。シーズン前とは一転、己の不明を恥じ入るばかりであった。間違いなく原は良い監督だ。そう認識を改めた翌年の解雇だったから不可解に思ったが、こちらは不可解と思った通りの結果になったか。
 ちなみに、監督就任を聞いて原の時と同じ感想を抱いた人がもう一人居て、それは現阪神監督の岡田彰布なのだ。原と岡田、なんとなくイメージが重なるだろうか。俺の中では、伝説的な数字を残した世代の後の世代という感じ。どちらかといえば選手晩年のころの印象が強かったりもする、そういう感じ。
 えーと、なんの話だったか。そうか、ジャイアンツとか原とか言ってる場合じゃない。広島の監督はどうなってるんだ? やはりブラウンなのか? ブラウン第一希望だが、そうだな、俺が俺にしかわからない基準で「この人で大丈夫かな?」と思う人でもいいかもしれない。カープOBで言えば……、西田真二を四国アイランドリーグから呼び戻すか!