年の始めに暗く、年の終わりに冥し。

goldhead2005-12-31

 今日も一人で仕事をしていたら、戸を叩く音がして驚いた。入ってきたのは郵便局の配達で、届いたのは俺宛の円筒物体。差出人を見ると「日刊競馬社」とある。おお、そうか、アンケートに答えてカレンダーが当たったのか。こんなに立派で大きいやつだったのか、ありがとう日刊競馬。これで今年の運は使い果たしたな。
 調べ物はDELLWindows機でやっていた。世の中のサイトには、MacOS9をフリーズさせたくて仕方ない悪質なやつも多くて、それにExcelの動作もこっちじゃもっさりしすぎていて話にならない。とはいえ、キーボードのキーの位置に泣きが入った。コピー&ペーストに使うCtrlキーが、なぜ一番左下にあるんだ? MacのCommandキー(アップルマーク)はそれより中央に向かって二つほどのところにあって使いやすいぞ。……と、今気づいたのだが、Ctrlキーは左手小指用なのか。俺は癖でむりやり親指をひん曲げていたのだからいけなかった。いずれ俺もWindowsを使うことになるのだろうから、こういうところをしっかりしていかなくては。まあ、それ以外に特に何もなく、さくさく動いて快適そのものだった。Macの最新機がどうなってるのか知らないが、これにはかなわん。
 さて、今年を振り返ろうにも、何も思いつかない。俺が取り扱える記憶のスパンというのはえらく短いもので、一年単位で「あれがあった、これがあった」などというのがからっきし苦手だ。個人的なこともそうだし、例えば事件事故といっても、ここ最近のがやっとといったところ。あるいは、最近テレビで見た「一年を振り返った情報」を覚えているところであって、実際のその時はほとんど何も思い浮かばない。俺はもう、今年と来年、今年と去年の境界をほとんど実感できない。連続性のカオスを断ち切る非連続性のコスモスとしての正月。俺には何もない。
 もうちょっと能動的に儀式に参加すべきなのだろうか。しかし、その時点で正月気分でも、それで終わりだ。それで、カレンダーばかり更新されていくのな。しかし、年齢については暗澹たる気持ちになる。この歳でこれか。たのむから俺を若くしてくれ。もうこういうのはやめてくれ。