福地トレードの意味論

http://www.nikkansports.com/baseball/f-bb-tp0-20060323-10547.html

西武の青木勇人投手(28)と広島の福地寿樹内野手(30)の交換トレードが成立し、23日、両球団から発表された。背番号は青木が36、福地が53。

 お、オープン戦も終わりかけにこの話題。ふ、福地がトレードか。ここのところあまり、カープの詳しい情報をネットで見たりしてなかったので、ちょっと不意打ちの気分だ。
 相手は青木勇人投手か。俺が知ってる青木の情報は三つくらいしかない。一つ目は軟式野球出身だということ。二つ目は、プロ初登板か初勝利のあと、西武のコーチが青木にナックルボールの持ち球があると知って驚いていたこと。三つ目は、松坂大輔ゴールデングラブを受賞したとき、守備でこの青木にはかなわないとコメントしていたこと。これだけである(確認していないので正確かどうかはわからない)。そうか、異色選手大歓迎だ頑張ってほしい。
 が、福地か……。かなりショックなところを突かれた感じである。カープが誇るスピードスター。走るとわかっていても阻止できない盗塁。ここぞというところの代走で、福地ほど信頼できる選手が他にいるだろうか?
 しかし、最後に彼のバッティングを思い出して送り出そう。横浜の吉見のノーヒットノーランを阻止した一振りである。これだ(id:goldhead:20041015#p6)。むむ、なんだか失礼なことを書いているな。ああ、けど、叩きつける汚いバッティング、内野に転がす技術さえ身につければ、レギュラーだって……いや、そんなことはもはや過去である。青いユニフォームをまとった新生福地が、所沢狭しと走りまわるのを楽しみにしようじゃないか。だけど、交流戦ではきっちり倉か石原か木村一かその他誰かが刺すから楽しみにしていろよ!