興味本位でせっけんシャンプーと銘打たれたシャンプーを買ってみた。ミヨシという会社のオリーブ畑という銘柄だ。野毛のトポスに他の選択肢はなかったのだ。しかしこれは添加物入りのせっけんシャンプーのようでどうせなら無添加がよかった。とはいえ俺は添加物買ってはいけない派などからはほど遠い人間である。せっけんシャンプーについて調べようとして、女性利用者が多いであろう掲示板などを見てみて、そのある種の信仰ぶりに辟易する人間である。しかし、どうせなら本格派を、という思いはあるのだ。たとえば、セブンイレブンでカカオ含有量が大きく書かれたチョコレートを見つけたならば、迷い無く「99%」を買って後悔するタイプの人間というわけだ。カカオというのは、本当に甘くないものだ。それはそうと、せっけんシャンプーである。やはり使用感は違う。泡立ちがあまりよくない。しかし、それもナチュラルと思おう。そして、リンス。リンスが酸なのである。俺は酸性もアルカリ性もわからない人間だが、どんなシャンプーを使おうとも、頭皮頭髮においてはさまざまの化学的な闘争が行われているのだろう。しかして髪はどうかといえば、ちょっとボサッとする感じではあるが、悪くはない。とはいえ、二日の使用で何がわかるというのか。とにかく、使い続けるほかない。問題は、次に髪を染めたときであろう。はたして、自宅ブリーチないしヘアカラーの後に化学的に兵器、否、平気なのか。平気でなかったらどうなるのか。俺はできることなら禿げたくないと思って生きている人間なのである。それでも髪は染めずにいられない。無添加は嫌いじゃないが、安い物が好きだ。チョコレートは甘い方がいい。