スモウおもしれ

http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2006/05/22/01.html

白鵬大関V!次は綱獲り挑戦

 千秋楽とその前日と、相撲を見ようと思って見た。やはり俺は把瑠都が気になっていて(id:goldhead:20050728#p3)、それでそのさき、白鵬雅山の優勝争いも気になってきたのだ。またモンゴルか。でも、いいじゃないか。NHKのアナウンサーも「父親から受け継いだ最強のDNA!」とか言ってたぜ。山本“KID”徳郁みたいじゃないか。
 そういや、朝青龍も父親がすごいとかいう触れ込みだったけれど、白鵬の方がエリートらしい。こないだ日刊スポーツで読んだが、今から十数年前、モンゴル相撲の催しで、ひもじい思いをしていた若者に、横綱の御曹司の子どもが肉を恵んであげたという。それが朝青龍白鵬だった。いいじゃないか、こういう因縁話。お互いそれと知らずにいて、最近わかったというが、一筋縄ではいかないようなエピソードだ。
 エピソードといえば把瑠都。ワイドショーで見たが、一時は飲み屋の用心棒、バウンサーをやってたとかいう。こんな出自はすごくいい。それが、相撲はじめて二年、技術足りないのに、力で勝負できる。いいじゃない、強さに相撲を越えた説得力がある。いろいろバラエティに富んでいて、とてもいい。千代大海のワルとか、そういうのと対決するのもいい。アングル、ギミックなんでも来い。だいたい、あの呼び出しだって、PRIDEの女呼び出しよりこっちがオリジナルだぜ、みたいな。
 いや、そういうばかりでなく、やはり勝負の方も面白かったわけで、優勝決定戦の「白鵬右上手ー!」とかいう実況とかしびれたぜ。いや、右上手よくわかんないけど。
 まあ、いずれにせよ、相撲が‘力人世界一決定戦’くらいの気概を持てば面白いのに、と思ってる俺だけに、日欧蒙入り交じる今の状況は、なんだか興味持ってしまうのだ。もうちょっと外国人枠拡げて、またハワイやポリネシアンとか出てきてもいい。
 しかしまあ、外国人力士の日本語能力の高さはなんだろう。みんな完全にマスターしてる。他のスポーツと何が違うのだろう。若くして来るからだろうか。腰掛け、助っ人ではなく、骨を埋める覚悟だからか。三都主みたいなものだろうか。まあ、いずれにせよ、それゆえにブックだって読めるはずだから、そこんとこも考慮して、一つ開放を。