2008オーストラリアGP

 競馬中継終わりからスムースにF1へ。毎週この時間帯だったら、もっとF1見られるのに、と思う。もうこの老体、中学生のころとは違って、深夜の二時間テレビ視聴に耐えられません。というか、この時間帯でも途中ちょっとうとうとして、コーヒーの助けを借りたりはしたのだけれど。でも、最後はちゃんと起きてたぜ。そういうわけで、わからないことだらけのF1だけれど、とりあえず気になったところをメモ。

アロンソ

 アロウズに行ったデイモン・ヒルくらいの落差はないにしても、戦闘力が劣るとされるルノーに移籍した元チャンプ。ずいぶん弱気なコメントが多いながらも、結果を出してきた。vsライコネン、そしてヘイッキ・コバライネンとのバトルなどはしびれた(直線でぶち抜いたのはヘイッキさんのボタン押し間違えと知ってちょっと脱力した)。マシン開発でのチーム力強化とともに、こういう乱戦の中で上位食いしていってくれると面白いと思う。上位って、マクラーレンフェラーリだけかもしらんが。ところで、ピケジュニアって何をしていたのだろう。

ブルデ

 そのアロンソの前をキープしていたセバスチャン・ブルデー。メガネ男子の本領を見せてくれた。最後のマシントラブルは残念ながら、新人としてはよくやったんじゃないだろうか。そして、スクーデリア・トロ・ロッソフェラーリもやるじゃないか。しかし、フェラーリエンジンか。俺がそこそこ熱心に見ていたころは、門外不出とか言われてて、ミナルディフェラーリとか、スクーデリア・イタリアとかに特別な印象があったものだが。

中嶋一貴

 そのブルデと同じく新人のナカジマ。地上波フジテレビ、予想以上のプッシュ。まあ、ただでさえ少ない日本人、しかも二世となれば注目も当然か。しかし、二世多いな。こうも多いと、「あんまり広くない裾野の頂点を争ってるの?」みたいに思わないこともないが、血統的にレーサーに向いている遺伝子の片方を受け継ぎ、環境的にモータースポーツに近い人間がレーサーになる確率が高いのは当たり前でもある(競馬騎手などにも言える)。それはともかく、初戦からポイントゲット。クビサのカマを掘ったりしたようだけれど、完走しきるあたりは運もあるのだろうか。相方のニコ・ロズベルグとは差があったけれど、それなりにやれるマシン。やっぱり日本人が活躍した方がしないより面白い。

クビサ

 その中嶋にぶつけられたのがクビサ。大事故から無事生還というあたりは知っていたが、「独特のルックスで人気」って。それで、セーフティーカー中(終わり?)に中嶋にやられてリタイア。リタイア後の体育座りにしびれた。なるほど、独特だ。

ロン・デニス

 そのクビサと同じように舞台裏で捉えられたのがこの御大。アロンソオーバーテイクされる様子を見て、激しくガッツポーズ。やっぱり遺恨みてえのがあるんだろうなあ、とか。

ルイス・ハミルトン

 そのロン・デニスマクラーレン、優勝したのはハミルトンだった。正直、あんまり映ってなかったと思う。まあ、強いレースをするってのはそういうことだろう。ずーっと一人旅のセナばっかり映ってた中継よりずっといい。

 ……とか、そんなところで。正直、どこまでトラクション・コントロール廃止の影響があるのかとかわからんのだけれど、そこそこサバイバル気味ならばなかなか見どころも多いし、案外シーズン通して混戦になったりすることを願いつつ、次も見ようっと、今は思う。