『映像のための音楽』平沢進

 こないだ『千年女優』を観て興味を持った平沢進。公式サイトを見てみれば、何曲か完全な形でダウンロードできる。これでアルバム一枚といったところだろう。

 映画は未見だけど、『パプリカ』のエンディングという「白虎野の娘」とか、いいな、実に。それに「RIDE THE BLUE LIMBO」。こんなんロハで聴かせていただいてなんてありがたい。でも、俺はやっぱりあのエンディングテーマ「Lotation(Lotus-2)」がお目当てだ。サイト上には冒頭だけ聴けるサンプルのみ。MP3ダウンロード販売を覗くと……。

 ドル建て。円高の今なら買い(円相場で変動させてたら知らん)。……なのだけど、MP3に2400円くらいか(一曲だけ買えばいいじゃん)。だったら、CD欲しいな、一枚。

映像のための音楽~平沢進サウンドトラックの世界

映像のための音楽~平沢進サウンドトラックの世界

 ……というわけでたどり着いたのがこれ。「白虎野の娘」も入っていていいじゃないか。価格も手ごろで入門編としてはいいだろうっと。で、買って、さっきMP3にしたんだけど、まあだったらなんでCD欲しくなったかってところもあるんだけれどさ。
 それで、このCD二回通して聴いて、それでそのあとyoutubeとか観て(外国人のウケがいいなぁ)、あと、ちょろちょろネット辿ってたら、なんかニコニコ動画で流行ってるん? なーんか、まったく関係ないところでたどり着いたなあ俺。
 って、昔からのファンも大勢いるんだよな。けど、俺、この歳(もう二十代さよならです)まで生きてきて、ぜーんぜん知らなかったよP-MODEL平沢進も。まーったくすれ違ってきたというか、それはもう不思議だ。だってさ、たとえば俺が中学生のときに聴いても、絶対これ反応してたもん。石野卓球みたいなボーカルとか、あと、民族音楽風とテクノ、DEEP FORESTとかコテコテで好きだもの。なんで今まで気づかなかったのか不思議だ。いや。自分のアンテナをそこまで過信する俺が不思議だ。P-MODELってNav Katzeと、あるいはDate of Birthとどっちがメジャーよ?(←なんとなく俺の知ってるあたりでこのへんか、みたいな。結局、リアルタイムで語るには、ちょっと上の世代なんよ、五年、あるいは十年)。
 で、それはそうと、このサウンドトラック総集入門聴いて、それでいろいろつまみ食いした結果、やっぱりアルバム行かなきゃなって。なんとなく今SF気分だし、ちょっと行ってみて間違いねえな、みたいな。でも、そう椀飯振舞できるような財布でもないので、しばらくケンだな。
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