『明恵上人伝記』読んでます

明恵上人伝記 (1980年) (講談社学術文庫)
 面白いのでついつい半分くらい一気読みしてしまった『明恵上人伝記』。この「伝記」のいわれについては疑問があるが、中には他の資料より正しい面もある云々、などの学術的側面についてはようわからんが、これは読み物として面白い。解説も丁寧。で、この夢見る上人の話は。たしか、松岡正剛空海の夢』でも、夢の中で明恵が眠る空海のかたわらに転がっている空海のきらきら輝く目玉をくすねるってエピソード出てきたっけな(まじめに日本語を組み立てる気なし)。それで、明恵が何宗かといえば、どうも真言系でありながらも華厳であって、法然批判をしたというあたりが興味深い。
 ……というのはともかくとして、あなた、このAmazonの状態は何? 「3点の新品/中古商品を見る: ¥ 54,600より」って、俺はこれ、伊勢佐木町の路上の古書市で、250円で買ったよ。つーか、ネット上でも定価で新本を買えるところあるじゃん。
 って、まあこういうのはたびたび見るところではあるけれど、これでやっぱり買っちゃう人ってのがいるんだろうね。一冊なんかの間違いで売れちゃえばでかいもんな。つーか、5,000円くらいで出品したら、すげえお買い得に見えて売れたりしねえの? と、やっぱり毎度同じ事を思う俺であった。