おれと天下一品

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「天下一品のラーメンを食ったことがあるか? ない? あれは食えたもんじゃねえぜ。なんか粉っぽいんだ」。

そんなことを言われた。そうなると、俄然そのラーメンを一回体験したくなるのがおれというひねくれた生きものである。幸いにも関内には天下一品の支店がある。ネットで調べる。ああ、なんかすごく天下一品を試さねば。そういう思いが強くなった。

そしておれは、天下一品に入った。時間は午後三時ころ。店内は空いている。おれは前もって考えていた、「ご飯セット、こってり、トッピングにネギ」……ではなく「から揚げ定食、こってり」と注文していた。おれは朝から何も食べていない。午後一時半に起きて、なにも食べていない。おもわずから揚げの誘惑に負けたと言っていい。

して、注文品が提供される。こってりラーメン、ご飯、少し後れてから揚げ。とりあえずスープを飲む。飲むというかなんというか、なるほど、コーンポタージュスープのようなとろみがある。そして、スープが粉っぽい。味は、悪くない。麺をすする、白米を口に入れる。

とはいえ、印象に残ったのがから揚げというのはおかしな話だろうか。熱々の揚げたてのから揚げである。口の中をやけどしそうなほど熱い。これはおいしい。タイミングなどもあるだろうが、できたてのから揚げはおいしい。これは馬鹿にできない。おれが「ゆで太郎」を贔屓するようになったのも、かき揚げが揚げたてだったからだ(のちにタイミングによる、と知った。まあそば湯というすばらしいものがあるので贔屓にしているのだが)。

まあそんなで、辛子味噌などを中盤で投入したりしつつ、ガーッとから揚げ定食を食った。癖になる味……かどうかはわからない。おれが「ああ、天下一品食いたい」と再び思うことがあれば、癖になったといえるかもしれない。とはいえ、まあ1,000円分の価値はあったなと思えるし、日が暮れた今も腹は減らない。カロリーのことなど考えない。「あっさり」や屋台の味とかいうのも試したいという気がないではないが、それほど積極的ではない。おれには試すべきラーメン屋がまだまだあるような気がするからだ。二郎、あるいは二郎インスパイア、そして横浜家系ラーメンの数々……。おれは太っていくかもしれない。まあ、べつにおれが太ったところで世の中が悪くなるわけでもあるまい。そしていつか、獣臭いラーメンを食べるのだ。いつの日か……。

天下一品 ラグランTシャツ(ホワイト×レッド) M

 

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