『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』第3話「二人ならできること」を見て感心する

すばらしいストライクウィッチーズ（栄光と御加護あれ！）の第3話を見た。次回予告の段階では、宮藤をめぐるリーネちゃんと服部静香の正妻争いの日常回のようだった。

が、蓋を開けてみたら、話はシリアスな方に。いや、静香登場はシリアスというか、シリアスなのだが、まあそういう意味でシリアスかはわからない。本人は死ぬほど死にたいだろうが。

で、その状況を見て501の面々の反応が、本当にそれぞれのキャラが出ていて、「細かく描いていてすげえなあ」と思ったわけだ。屈託なく大笑いするシャーリーにルッキーニ。笑いをこらえるバルクホルンさん。サーニャを気にしてか、実に微妙な表情になるエイラ……。アップの顔も気合い入りまくってるけど、細かいところもちゃんと描かれてる。

しかし、なによりキャラに深みが増したといえるのはペリーヌさんだろう。1期などであれば「注意力が足りなくてよ」とか、「坂本少佐の前で！」とかいうところ、「人の失敗を笑うものではない」とたしなめるのである。ここにペリーヌさんの成長が見られる。あるいは貴族の本分だ。

それは訓練シーンでも見られる。坂本さんが501を去った覚悟というのが出ている。いつも一緒にいられるわけではないのだ。もうなんだろうか、アルティメット・ペリーヌさんになってしまったのかもしれない。……いずれ坂本さんとのエピソード回があるとは思うが。

一方で、劇場版の回想シーンを挟んでくれる静香。1期3話、2期3話ときて3期3話で「二人ならできること」いいよな。それにしても、宮藤は最後、陰獣隠さずだったな。『発進します！』を少し引きずってるという話もあったというが、そういうところあるかも。悪くないです。

で、シリアス面でいえば、魔法圧というやつがうまく行っていない宮藤芳佳曹長。巨大な魔法力、回復魔法、シールド力（模擬戦で遠目にシールド張ったときのドヤ顔、かっこよすぎ）、ややチート感があるので、制約が必要だったのだろう。ストライカーが紫電改のままなのか、烈風などが完成して烈風斬やってくれるのか、あるいは橘花、秋水……はさすがにねえか。

次はシャーリー回。じつのところおれはシャーゲルの絡みが好きなので、そのあたりも期待したい。なんか爆発してたけど。