今日、くるりのライブには行けない

今日、くるりのライブには行けない。

中止になったからである。

【公演、出演キャンセルのお知らせ】 : くるり / QURULI

いつもくるりを応援していただき、誠にありがとうございます。

5月22日(月)に岸田繁新型コロナウイルス感染が確認されたため、以下の公演の中止および出演を見送らせて頂くことになりました。

・5月24日(水)くるり「愛の太陽EP」発売記念ライブハウスツアー・横浜BAYHALL公演

はい、横浜BAYHALL行く予定でした。会社をちょっと早く出て、歩いて行く。帰りも、歩いて帰る。そんな近くに来てくれる予定だったのに。

残念、無念。岸田さんが軽症であることを願う。

それにしても、だ。コロナの野郎だ。冗談じゃない。ある意味で、これで二度目だ。

goldhead.hatenablog.com

「行かない」というこちらの判断だったので、今回のケースとは違うけれど、やっぱり原因はコロナの野郎だ。ばーか、ばーか。

ああ、悔しいよな。そんなことが、全国津々浦々であった三年間くらい? だったと思う。また強毒型が大流行するかもしれない(可能性は低いパターンだろうけど)し、過去形にしていいのかはわからない。でも、なんとなく緩んでいくほうにかじを切った日本の今、今日から見れば、やはり少し過去形の気分にはなる。

過去形にしていいかわからないうえで言うけれど、いったいどれだけのものが失われたのだろう。「いいところ探し」をしようと思えばなんにだってできるけれど(普通の風邪ひかなくなったなー、とかか?)、やはり感染症の大流行なんて「よくなかったところ」が圧倒的に多いはずだ。前にも書いたが、おれの出不精、不健康は促進された。土日はほぼ酒浸りで競馬をする習慣。それはおれの弱さでもあるが、コロナのせいでもある。たぶん。

「よくなかったところ」を今さら振り返ってもなにもない、と言えるかもしれない。でも、人がやってきたことについて、検証は必要かもしれない。なにもおれは反ワクチン派でもなんでもない。来月に追加接種の予約を取っているくらいだ。たぶん、ワクチンには害があったとしても、それを上回るメリットがあるのではないかと考えるからだ。

とはいえ、それすら懐疑的に見られているのが現在であって、おれも確信を抱いているわけではない。もしも有料だったら行かない可能性が高いとすらいえる。で、ワクチンはともかくとして、ロックアウト的なものはどうだったのか? 店舗に置かれている手指消毒はどうだったのか? パーテーション区切りはどうだったのか? あるいは、マスクは?

これについて、陰謀論や極論に走ることなく、科学者による検証が必要だ。もっとも、ある種も陰謀論者のような人たちは科学も認めないのだろうし、なにか決定的な分断がこの社会に起きてしまっているような気がしないでもない。

ただ、いくつかの対策については無意味だったとわかっているのも確かで、そういう無駄をだらだらと続けるのは単純に馬鹿馬鹿しい。まだまだ対策も必要だろうが、そろそろ検証もしっかりとした形で出してほしい。どうも、マスクのあれやこれやも、なんとなく空気や雰囲気で、という印象は否めない。なんとなくで今回やり過ごせたとして、次は大丈夫か、みたいなところはある。

 

……と、まあ話はそれたが、今回地元でくるりのライブに行けなくなった。にくむべきはウイルスだ。ウイルスをにくんだところでどうしようもないが、許したところでどうにもならない。まあ、仕方ない。まだ終わったわけではないけれど(終わりというものは存在しないのかもしれないが)、国として一区切りをした以上は、しっかりした一区切りのまとまった報告を読みたい。いろいろ出てきてるのをぽつぽつ読んだりはしているけれど、なんかこう、もっと、はっきりと、渦中でやってきた人たちの区切りを一つ、と。なんか望むのはそんなことだ。

あと、くるりはベイホールでもみなとみらいのどっかでもいいから、また来て下さい。行くから。

 

以上。