一年前のおれはアジア雑貨屋で売ってるようなインセンスを20箱買った

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はてなのよくわからないサービスに、一年前のお前はこんな記事を書いたぞと通知してくるものがある。おれははてなのよくわからないサービスがそれほど嫌いじゃない。

して、今日届いたメールには上の記事へのリンクがあった。一年前のおれはアジア雑貨屋で売ってるようなインセンスを20箱まとめ買いしていたのである。もう、一年も経つのか。というか、おれはこの20箱を使い終わるまえに死ぬのだろうと思っていたものだが、なんのなんの、一年くらいは生きていた。が、インセンスはどうなった。

現状は以下のとおりである。

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残り9箱。一年で11箱。毎月1箱のペースにやや届かないくらい。とはいえ、夏場は火をつけるのも暑くてあまり使った覚えがない。だんだん飽きてきた、というのもある。最初は気に入った香りのやつに印などつけていたが、面倒でそれも辞めた。

ただ、使い終わったやつは箱を捨てる前に写真を撮る、という儀式は続けている。いつか「使い切った!」というエントリーをあげるためにだ。おれが死ぬのと、そのエントリーのどちらが早いか興味があったのだ。

もっとも、おれが先に死んだらだれがエントリーをあげるのか。遺言か? 「おれの葬式で残りのお香を全部いっぺんに焚いてくれ」とか書き残すのか。インセンスじゃなくナンセンスだ。おあとがよろしいようで。……え、よろしくない。こりゃまた失礼。いや、本当にそんだけだから。あと、お香を炊きつづけたせいで、Blu-rayレコーダーの書き込み機能が壊れたんじゃないかという疑惑があるが、それはまあいいや。おしまい。