俺は障害競走が好きだと何回か日記にも書いているけれど、大障害の出走予定馬を見てもわくわくしない。そこで俺ははたと気づいたのだ。俺が好きなのは障害の未勝利戦なのだと。平場で頭打ちになったけど未勝利でそこそこやってる奴、平場でけっこういいとこまで行った奴、地方の重賞クラスだったけど障害目的で中央入りした奴……、そんなのが入り混じってるのが面白いのだ。
しかし、それはあるべき面白さじゃない。本来は最高峰クラスのぶつかり合いが面白くなきゃいけない。今回の大障害、たまたまロードプリヴェイルしか居なくなってしまったからなのか？いや、全体の層が薄くなっていないか。Ｊ・Ｇ１なんて格付けをしたりして、競馬会が障害をアラブみたいにすぐに見捨てる気はないのだろう。だとすればなおさら、障害の充実を図って欲しい。たしかに売り上げは見込めないだろう。しかし、非競馬ファン層にまた違った競馬の魅力をアピールできる素材ではないのか。コンテンツの多様性、それが中央競馬の武器なのだし。
