はじめ人間インパルス

 年末ということもあって、深夜にいろいろな番組などをやっており、ついつい夜更かししてしまうのもしかたないところだろう。昨夜たまたま見たのは単発だろうか「はじめ人間インパルス」という番組。内容を公式サイトから引用する。

 今を生きる原始人インパルスにお題が届く。
「インパルスの二人へ。スタジオのセットにマンモスの絵を描きたいが、鉛筆がない。なぜならここは原始時代だからだ。さあ、鉛筆を作ってくれ!」
突然、指令を受けたインパルスに与えられたのは、電話と電話帳のみ。
戸惑うインパルスの二人。早速、電話帳で鉛筆会社を探して、作り方や材料など遠隔操作で教えてもらい、自分たちで鉛筆を作り始めるのだが…

 いや、放送された内容とぜんぜん違うのだから驚いた。昨夜放送された内容では、セットの中にさまざまな材料(黒鉛、油、水、粘土、可塑剤、なんとかカルシウムなど)や器具(電子レンジ、ガス台、冷蔵庫など)が用意されており、手探りで鉛筆と消しゴムを作れ、というものだった。そして、黒鉛と水をひたすら混ぜたり、いろいろと試行錯誤するが結局わからず、最後に鉛筆や消しゴム工場のテープを見てようやく完成。閉じこめられていたセットから解放される。解放の条件も、「我々は原始人だ」と鉛筆で書かれた紙の「原始人」を消しゴムで消し、「現代人」に書き換えるというもの。太った方が「現代」という字を書けないというオマケがついた。
 さて、なんだかだらだらと見てしまったのだが、行き当たりばったりにさせるのではなく、ちょっとずつヒント出した方が面白かったかな、と思った。あるいは、パソコンが置いてあったから、ネット検索くらいはアリか、とか。それだと原始人風味じゃなくなるからダメなのかな。だから(おそらく)当初の電話帳と電話案はポシャったんだろか。ここらあたりテレビの制作現場など知るよしもないが、上のリンク先の内容予告は舞台裏というか過程を覗けたようでちょっと面白かった。