リンカーンの感想

goldhead2005-11-02

 昨夜はリンカーンを見た。冒頭で「レギュラー放送二回目」と言っていたので、俺は初回スペシャルの後、一回すっとばしてしまったようだ。まあいい、今回の冒頭企画はフレンドリーダウンタウン。これは初回にさんざん予告映像が流れていたので、レギュラー一回目のネタかと思っていたが違ったようだ。予告で隠されていた芸人はフットボールアワー岩尾望。これが三時間ダウンタウンとフレンドリーに過ごすという。
 が、それだけではぬるいということか、松本にはタメ口、浜田には普段通り(敬語)、それを誤ると浜田のビンタが飛ぶというルール。さあ、この浜田のビンタがどうかというところだ。前回のガキの使いスペシャル(id:goldhead:20051005#p1)でも感じたことだが、このところの浜田雅功のバイオレンスっぷりには、やや引くところがある。そういえば先日深夜、笑福亭鶴瓶が「朝まで歌つるべ」という番組でこんなことを語っていた。曰く「ダウンタウンの浜田のツッコミは冷たく厳しく見える。が、切れ味がいいので、スパッと切られた方も気持ちいい。しかし、そのスタイルを真似たやつのツッコミは『こいつ、おれのこと本当に嫌いなんかな』と思わせる」などなど。すると、最近の浜田は切れ味が鈍っているのか?
 いや、違うかも知れない。ガキにしろ今回にしろ、浜田はツッコミをしていない。なんというか、単なる罰ゲーム装置の役割を果たしているのだ。それが、タイ人が出てきてタイキック喰らわすのとは違った生々しさがあって、そこがちょっとアレなのかな。しかしもちろん、浜田の暴力には捨てがたい魅力がある。あの、ココリコ田中を地獄の底に叩き落としたドッキリでの暴力。鼓膜破壊は鼓膜破壊でおかしいが、しかし、その伝家の宝刀も抜き身でぶら下げていてはありがたみが減る。そんなところじゃないだろうか。
 で、このコーナー。岩尾は松本に対するタメ口で健闘。コンビニでパシリにしているところなどもよかったか。しかし、ちゃんとペットボトル飲料のラベルを引っぺがしてるあたり、スポンサーに対する配慮というのは大きなものだ。そういえば、コンビニはローソンのように見えたが、ダウンタウンampmのCMをしていたのはいつの話だったろうか。で、あとは、えーと、まあそんなところか。
 その後のコーナーは三十秒でおもしろエピソード作り&氷水にどぼんと、フリップじゃないけどフリップ芸みたいなもの。こちらもやや面白味に欠けたのは、回答者に松本が入っていなかったこと。ここで若手に混じって嫌な汗を流す松本が面白かったのだ、初回では。司会者二人での進行では、どうにももったいなく見える。もちろん、ダウンタウンも今更フリップ回答する場所に居るわけではないというのもわかるが、昔から見てきた者としては、そこらあたりを期待したいのだ。
 このリンカーン、個人的には番組としてやや疑問符が出てきた。この時間帯にテレビの前に居ても、面白いニュースがありそうだったらNHKテレビ朝日にチャンネルが行きそうである。